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非アルコール性脂肪疾患における中鎖脂肪酸の効果と遺伝子発現解析による病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K08867
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関山梨大学

研究代表者

古屋 信二  山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (80622381)

研究分担者 河野 寛  山梨大学, 大学院総合研究部, 特任准教授 (40322127)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードNASH / マウス / 中鎖脂肪酸 / NGS / NAFLD/NASH / 肝発癌
研究開始時の研究の概要

NAFLD/NASHは90年代より認識されはじめた疾患群で、原因にアルコールが関係せずアルコール性肝障害に類似した進展を示す。近年ではNAFLD/NASHを背景とした肝硬変・肝発癌が急増しており、病態のメカニズム解明が急速に進められている。従来、NAFLDはtwo-hit theoryで説明されてきたが、近年では多因子が同時並行で病態形成に関与する。複数マウスモデルで病態表現解析に加え遺伝子解析を行うことは、ヒトNAFLD/NASHの各病態と合致するマウスモデルを明らかにでき、NAFLD/NASH発症と病態進行のメカニズム解明、さらには新規治療薬開発につながる重要な課題であると確信する。

研究実績の概要

各NASHモデルマウスを作成:通常NASHモデル群とその食餌中の脂肪酸を中鎖脂肪酸(MCT)に置き換え、中鎖脂肪酸投与群を作成した。以下の9群、Control群、High fat diet(HFD)群、HFD-MCT群、MCD群、MCD-MCT群、db/db群、db/db-MCT群、Stamマウス群、Stam-MCT群。マウスモデルは犠牲死させ、肝障害度を病理学的所見(HE染色、Oil-red染色(脂肪化)、αSMA染色(肝線維化)、4-HNE染色(酸化ストレス)、ペルオキシダーゼ染色(炎症)など)を評価した。その中で、MCTの投与によりNASH抑制効果が認められた組み合わを抽出し、コントロールマウス、効果の得られたマウスモデルの組み合わせで次世代シークエンスを実施した。現在、その解析結果を検証中であるが、解析マウス数が少なく追加でマウスモデルの作成と検討が必要な状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

動物実験棟の改築工事に、研究期間が重なり実験開始が遅れている。肝障害検討:採取した肝臓、血漿より、その肝障害度を比較検討
網羅的遺伝子検索:現在、次世代シークエンスを行うため、totalRNAを抽出中である。

今後の研究の推進方策

網羅的遺伝子検索:統計学的にマウスモデル数(検体数)が足りておらず、追加のマウスモデルの作成を行う方針である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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