研究課題/領域番号 |
22K08900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
速水 晋也 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (00468290)
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研究分担者 |
上野 昌樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90405465)
宮本 篤 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (00756570)
山上 裕機 和歌山県立医科大学, 医学部, 学長特命教員(特別顧問) (20191190)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 肝内胆管癌 / SMYD2 / メチル化 / オルガノイド / CRISPR/Cas9 / メチル基転移酵素 |
研究開始時の研究の概要 |
肝内胆管癌は予後不良であり、リンパ節転移は強い予後不良因子だが、診断に用いられている現代のモダリティでは限界がある。本研究では第一に、肝内胆管癌転移リンパ節で高発現していたメチル化酵素SMYD2(SET and MYND domain containing 2)による転移メカニズムを、胆管癌オルガノイドを用いて明らかにする。第二にSMYD2をターゲットとしてcirculating cell-free tumor DNA(ctDNA)の発現をモニタリングし、肝内胆管癌リンパ節転移の非侵襲的検査方法を開発する。これにより、適切な手術適応決定・術前/術後化学療法の最適な使用につながる。
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研究実績の概要 |
i) 胆管癌オルガノイドの樹立 がんオルガノイド「F-PDO」の胆管癌由来RBIL001-2 (F_PDO_000012) を用いて、F-PDOプロトコールに則り、専用の培養液Cancer Cell Expansion Media plus(032-25745, 富士フイルム和光純薬)にて継代、3D立体構造を確認した。 ii) オルガノイドSMYD2発現解析-免疫化学染色 樹立培養したRBIL001-2におけるSMYD2発現解析として免疫化学染色を行った。抗SMYD2抗体(mouse monoclonal, sc-393827; Santa Cruz Biotechnology)および二次抗体Goat Anti-Mouse IgG H&L (Alexa Fluor® 594; ab150116, abcam)を使用、当大学に設置されている 共焦点レーザー走査型顕微鏡(ZEISS Confocal Laser Scanning Microscope Model LSM780)にて観察した。 iii) SMYD2抑制系実験システムの構築:CRISPR/Cas9によるSMYD2抑制系の構築 オルガノイドにおけるSMYD2抑制系として、CRISPR/Cas9遺伝子改変技術を使用した。Manufacturers’ protocolに則り、Lipofectamine 3000 (Thermo Fisher Scientific)によるリポフェクタミン法でSMYD2 CRISPRプラスミド(h)(sc-403129; Santa Cruz Biotechnology)を導入した。免疫化学染色にてSMYD2の蛍光低下ないし消失を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定・計画通り研究を遂行できている。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画書通り研究を進める。
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