研究課題/領域番号 |
22K08914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
竹村 博文 金沢大学, 医学系, 教授 (20242521)
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研究分担者 |
内藤 尚道 金沢大学, 医学系, 教授 (30570676)
木村 圭一 金沢大学, 附属病院, 助教 (50372488)
飯野 賢治 金沢大学, 附属病院, 講師 (60595453)
吉岡 和晃 金沢大学, 医学系, 准教授 (80333368)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脊髄虚血 / 胸腹部大動脈瘤 / バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
本邦における大血管手術は年間約19000件行われている。脊髄への血流に影響を与えることで発生する脊髄虚血による下半身麻痺(対麻痺)は重篤な合併症の一つであるが、年間約600例の患者が大血管術後に対麻痺を発症している。対麻痺発症後は速やか治療介入を要するが、その診断には、一般的に術後、麻酔から覚醒した後、下半身が動くか否かという神経学的所見に基づいて行われおり、覚醒遅延や術後鎮静を要する患者さんでは、早期診断が行えず、治療介入時期を逸してしまうことが多かった。本研究は、神経学的所見や画像診断とは独立した血液中、脳脊髄液中のバイオマーカーによる客観性の高い脊髄虚血の指標を確立することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では術後早期に脊髄虚血の有無、虚血の程度を診断するために、血液中、脳脊髄液中のバイオマーカーを測定し、臨床症状、術後安定期の脊髄のMRIによる画像情報と共に統合的に解析する、という画期的な手法により、神経学的所見や画像診断とは独立した血液中、脳脊髄液中のバイオマーカーによる客観性の高い脊髄虚血の指標の確立を目指す。胸腹部動脈瘤あるいは下行大動脈瘤の手術加療を要する患者で、術前に脊髄虚血予防のために脳脊髄液ドレナージチューブ挿入を要する症例を対象としてサンプル採取を行っている。サンプルは、術中、術後当日、術後1,2,3日に血液4ml、脳脊髄液(CSF)4mlを採取し、血液にはEDTAを加えて4℃冷却遠沈し、血漿分離後-80℃にて保存した。脳脊髄液も同様に-80℃にて保存した。検体が目標数に集まった時点で、評価項目を測定する予定である。 リン酸化ニューロフィラメントH、ミエリン塩基性蛋白、S100B(S100 calcium binding protein)、GFAP(グリア繊維性酸性タンパク質)神経特異性エノラーゼ(NSE)、MMP-9はELISA assayにより測定する予定である。 神経学的所見も合わせて記録し、術後安定期にMRIを行い、脊髄虚血の有無、範囲について画像診断を行う。各学会に参加して、本研究に関連する発表を聴講し、情報を収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床研究に同意を頂いた患者より、サンプルを採取、蓄積している。
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今後の研究の推進方策 |
臨床研究に同意をいただいた患者より、サンプルを採取、蓄積している。
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