研究課題/領域番号 |
22K08916
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
坂井 修 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (10298432)
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研究分担者 |
川田 紘資 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (00585276)
永田 翔馬 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (10846687)
野田 佳史 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (60643020)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ステントグラフト / エンドリーク / Dual~energy CT / dual-energy CT / EVAR / endoleak |
研究開始時の研究の概要 |
現在、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト手術後の評価として造影CTは重要な役割を担っている。造影CTはエンドリークの評価として極めて有用な手段であるが、造影剤アレルギーや、腎機能障害悪化という問題がある。 これを単純CTのみ(造影剤なし)で評価することが可能であれば、患者への侵襲は低減できる。 単純CTでは動脈瘤内は単一の血栓としてしか評価できない。しかしDual-energy CTであれば、画像を解析することで血栓を性状ごとに判別できる可能性がある。 Dual-energy CTで瘤内血栓の性状を評価することで、造影剤なしにエンドリークの状態を評価する方法を確立するのが本研究の目的である。
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研究実績の概要 |
研究分担者である放射線科医の他に、放射線技師及び統計学専門家と研究計画を再考した。 当初の計画では、エンドリーク(+)群のみの解析を予定していた。しかし偽陽性を除外するためには、エンドリーク(+)群の他に、エンドリーク(-)群も設定する必要があると判断し、エンドリーク(-)群でも計測を実施することとした。 それぞれの群において2種類の基準物質による解析を、全ての基準物質の組み合わせで実施しする。エンドリーク(+)群で有意差を生じ、エンドリーク(-)群で有意差を生じない2種類の基準物資を、最も有効であると同定する。 データ解析としては、基準物質の組合わせごとにROC曲線の曲線化面積(ROC-AUC)を算出する。ROC-AUCが高い基準物質の組み合わせ10個に対して、Youden Indexを基準とした最適なカットポイントを導出する。カットポイントで分けたときの感度および特異度を算出する。 本研究の目的は、エンドリークを精度よく同定するための基準物質の最適な組み合わせを探索することであると考える。そこで、エンドリークを生じている群と生じていない群の人数比が1:1であると仮定した下で、ROC-AUCの期待値を0.9とし、閾値0.7を検出力80%で超えるためには合計42例が必要となる。データの不備や測定不可の症例を15%程度想定し合計50例を目標症例数とした。 上記内容に修正した上でデータ収集を開始すべく、院内の臨床倫理に申請中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度中にデータ収集を開始する予定であったが、研究計画の再検討と倫理申請に思いのほか時間を要してしまった
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今後の研究の推進方策 |
倫理申請が完了し次第、データ収集を開始する予定である 今年度の状況から、研究期間内に十分なデータ収集は可能と判断する
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