研究課題/領域番号 |
22K09003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
山根 正修 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (20432643)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 急性肺障害 / 肺移植 / 核酸医薬 / 急性拒絶 |
研究開始時の研究の概要 |
肺移植後に高い頻度で生じる移植後の虚血再灌流障害による炎症は急性肺機能障害や拒絶反応に関与しており、生存率向上のために移植後肺障害の制御が喫緊の課題となっている。 Egr-1はストレス時に細胞内で発現する転写因子であり、炎症に関わる様々なサイトカイン、凝固系因子、組織因子などの発現をコントロールする機能を持つ。 マウス肺移植モデルにてEgr-1をノックアウトすることにより移植後急性肺障害および急性拒絶が抑制された。 本研究では、Egr-1特異的Gapmer型アンチセンス核酸を用いて移植後急性肺障害に対する核酸医薬の臨床応用に向けた新しい肺機能温存法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
この研究の目的は肺移植後の急性肺障害モデルを使用し、核酸医薬による急性障害を抑制させ、新規治療の開発を目指す。 肺移植後の虚血再灌流障害は様々な因子が関連するが転写因子であるEgr-1は多くの炎症因子や凝固因子、組織因子などの発現を惹起させる。このため核酸医薬によりEgr-1の発現を抑えることができれば急性肺障害を抑えることができる。 初めての設備・環境で開始する研究であり、また新規の実験系を確立させるため、まず研究・実験環境の整備を要した。大学院生の研究スケジュールの関係から、2022年度の後半より研究の準備を開始した。 手術中、実験動物(ラット)は全身麻酔にて気管切開により人工呼吸器を装着するが、ラットに用いるための人工呼吸器を設置した。さらに酸素ボンベ、麻酔器と接続しラットの挿管、気管切開、いずれかによる全身麻酔が実施できる設備を整えた。また、実験機器、設備の確認をし適切に実験室へ配備した。手術に関わる特殊な器械を選定し準備した。まず最も高価な手術器械を業者と相談しながら選定し見積もり、発注した。マイクロ用ハサミ、マイクロ用持針器、マイクロ用鑷子、マイクロ用脳血管用クリップ、クリップ把持鉗子などを新規購入手続きを行い年度内に搬入した。また人工呼吸器と同室に手術で使用する拡大鏡を設置することができた。薬品、消耗器なども全て新規購入必要でリストアップしていく。 また、研究代表者、研究実務者(大学院)は動物実験に必要な施設が定める講習会、トレーニングを行い、動物実験計画書を作成、提出する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度は大学院入学者がいなかったため研究者がいなかった。23年度1名の入学者により年度後半に研究準備を開始した。 また23年度は専門医研修プログラム履修中のため、研究スケジュールを十分に確保できない。
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今後の研究の推進方策 |
大学院生の研究スケジュールの関係からこれまでは十分な研究時間の確保は難し状況であったが、今後、週に2-3日研究日を設け、確実に研究に従事するようにする。 機器、設備の準備を進める。必要な道具、使用する薬剤、動物を購入し、2023年度後半にはラット肺移植モデルを確立させる。 犠死後に移植肺を凍結保存し、PCR、免疫染色を行う手技を学習していく。
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