研究課題/領域番号 |
22K09085
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
|
研究機関 | あいち小児保健医療総合センター(臨床研究室) |
研究代表者 |
小嶋 大樹 あいち小児保健医療総合センター(臨床研究室), 臨床研究室, 主任研究員 (60620804)
|
研究分担者 |
蔵谷 紀文 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (00468373)
海法 悠 東北大学, 大学病院, 助教 (50875606)
鈴木 康之 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 手術・集中治療部, 医師 (60179265)
浦山 ケビン 聖路加国際大学, 専門職大学院公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院), 特命教授 (60726850)
小林 康磨 埼玉県立小児医療センター (臨床研究部), 麻酔科, 医員 (90932583)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 小児 / 麻酔 / 気道管理合併症 / 困難気道 / リスク因子 |
研究開始時の研究の概要 |
本邦における患者(気管挿管やマスク換気が難しくなる特徴)または麻酔に関する因子がどれぐらい気道合併症に関連しているかを多施設で前向きに調査する。各施設における麻酔科医による全身麻酔および鎮静を受ける18歳未満の小児を対象とし、上記情報を収集し、REDCapシステムに登録する。各施設では研究リーダーが情報収集を監督し、90%以上の症例の集積を目標とする。研究成果は専門誌や学会で公開する予定である。
|
研究実績の概要 |
2023年度研究実績目標として、1)データ収集、2)本研究の広告と参加施設を増やす、3)多施設間のデータ収集時の疑問や変数の定義の明確化のためのオンライン会議やICツールの活用による研究協力体制の強化があった。1)、2)については、2022年度研究開始時は、5施設であったが、現在参加施設は13施設に増え(10施設がデータ提供中)データを集積は2024年3月の時点で予定をしていた17000件に到達した。3)については、研究のバイアスを最小限にするための努力としてSlackを用いた頻回のコミュニケーションと研究会議(年2-3回実施)を実践し、研究データの集積完了に至った。また、プロトコール論文(BMJ open 2023;13:e067554)および本研究を基に、麻酔領域でのレジストリー研究の重要性を説いた論文(Paediatric Anaesthesia 2023, doi: 10.1111/pan.14829)の2編が国際誌に受理されるに至っている。
2024年5月時点で、データクリーニングを実施中であり、5月末までに解析終了、7月までに論文投稿、2024年内の論文受理を目指している。 また、本研究は、後ろ向き観察研究を今後複数実施予定であり、2025年2月末までデータ収集を継続し、その後複数の付帯研究を実施、出版する予定を研究協力施設と進めている。 さらに2024年7月のアジア小児麻酔学会からは日本人として本研究の紹介を含めて招待講演を使命されており、国際的に認知される研究に至っている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
データ収集は予定より2-3か月早く終了し、すでにデータ解析および論文作成段階に移行している。プロトコール論文(BMJ open 2023;13:e067554)および本研究を基に、麻酔領域でのレジストリー研究の重要性を説いた論文(Paediatric Anaesthesia 2023, doi: 10.1111/pan.14829)の2編が国際誌に受理された。本研究は、後ろ向き観察研究を今後複数実施予定であり、2025年2月末までデータ収集を継続し、その後複数の付帯研究を実施、出版する予定を研究協力施設と進め、すでに付帯研究のテーマを協議する段階に至っている(2025年以降に出版する研究について)。さらに2024年7月のアジア小児麻酔学会からは日本人として本研究の紹介を含めて招待講演を使命されており、国際的に認知される研究に至っている。
|
今後の研究の推進方策 |
当初の予定よりも順調に研究は進行している。2024年5月末までにデータ解析の終了、2024年8月までに論文執筆終了、共同研究者からの承認の後、論文投稿を実施予定である。一方、2025年2月末までデータ集積は継続し、科研費交付期間終了後も付帯研究を複数国際誌に出版していく計画を進めるが、研究内容の話し合いを2024年中に進めていく。
|