研究課題/領域番号 |
22K09106
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
松尾 禎之 関西医科大学, 医学部, 講師 (50447926)
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研究分担者 |
広田 喜一 関西医科大学, 医学部, 研究員 (00283606)
西 憲一郎 関西医科大学, 医学部, 研究員 (50340716)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 細菌 / 真菌 / ナノポアシークエンシング / マイクロバイオーム / 感染 / DNAメタバーコーディング / 血液 / メタゲノム |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らが確立したナノポアシークエンシングによる細菌同定法を基盤技術に据え、敗血症の迅速診断法としての有用性を検証する。さらにセルフリーDNAを含む血中マイクロバイオームの解明により、重症度や病態進展リスクの指標としての活用や生体内に潜む感染巣の早期検出による重症化予防など、先制医療への応用を視野に入れた前臨床研究を行う。
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研究実績の概要 |
感染症診断において病原微生物の同定は治療方針の決定や抗菌薬選択に重要な情報をもたらすが、現在の標準的な検査である培養法は迅速性に乏しく、同定精度の点においても限界を有する。培養に依存しない検査法として、検体中に含まれる微生物ゲノムDNAの配列を解読し菌種を同定する方法が開発されている。この塩基配列解析に基づく解析法はDNAメタバーコーディングとも呼ばれ、菌種同定に要する時間を大幅に短縮するとともに、より包括的な微生物プロファイリングを提供することが可能である。本研究では細菌と並んで臨床的に重要な病原微生物である真菌類を標的とし、ナノポアシークエンシング技術を用いたロングリード解析により、高い分類学的解像度を備えた菌種同定ワークフローの確立を試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
真菌リボソームRNA遺伝子を標的とし、PCRにより増幅した複数の領域についてアンプリコンシークエンシングを実施し、各領域について同定精度の検証を行った。ロングリード技術を活用した長鎖DNA配列を用いることにより、真菌集団を模した疑似サンプルおよび臨床検体において同定精度の向上が認められ多くの真菌を種レベルで同定することが可能となった。また配列データの品質向上のための解析パイプラインを構築した。
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今後の研究の推進方策 |
本解析技術の有する検出感度や同定精度、敗血症診断ツールとしての有用性について評価を行う。複数サンプルの同時解析によるスループット向上を目的として、プロトコールの改善を図る。
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