研究課題/領域番号 |
22K09107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
戸田 雄一郎 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00379786)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 急性腎障害 / 溶血 / 心臓手術 / 人工心肺 / 麻酔 / 集中治療 / ヘプシジン / 術後管理 |
研究開始時の研究の概要 |
人工心肺を用いた心臓手術症例を対象に術中術後のクレアチニン,尿量からKDIGO腎傷害分類を行う。2年間で約150名の対象患者からデータを集め,そのうち50名が実際に腎傷害患者と予想される。 溶血の指標としてハプトグロビン、フリーヘモグロビン、および尿溶血を測定。また、バイオマーカーとしてのヘプシジンおよび鉄を測定する。 周術期の患者データや循環、腎機能に関与する項目を収集し最終的に腎障害のリスク因子について多変量解析を行い、腎傷害発生リスク予測モデルの作成を行う。
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研究実績の概要 |
対象;人工心肺を用いた心臓手術症例。 対象期間;令和6年1月1日から令和7年3月31日までの予定の心臓手術患者(人工心肺を使用するもの) 除外基準;人工心肺を使用しない手術,透析患者。患者背景(年齢,身長,体重,性別,疾患,手術方法,術前腎機能),および手術関連項目(人工心肺時間,大動脈遮断時間,など上記に標記したもの)を記録する。術中術後のクレアチニン,尿量から右の表を用いてKDIGO腎傷害分類を行う。手術前、術後ICU、術翌日に採血において、遊離Hb、ハプトグロビン、NGAL、ヘプシジン、を測定する。GAL Hepcidineは血中と尿中のデータを採取する。 現在約40名の患者が研究に登録されている。データの解析は未であるが、NGAL等のデータは高値をしめしている症例があり一定の確率でAKIが発症していると考えられる。引き続き症例の登録を行い、60-80例くらいで解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度倫理審査に時間がかかったため、症例登録の開始が遅くなった。その後は順調に症例登録している。
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今後の研究の推進方策 |
60-80例登録して結果を収集した段階でデータ解析を行い、ヘプシジン、溶血所見、AKIの発症との関連などを確認する。
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