研究課題/領域番号 |
22K09142
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
松岡 綾華 佐賀大学, 医学部, 病院助教 (20926167)
|
研究分担者 |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (00294942)
村川 徹 (平地徹) 佐賀大学, 医学部, 助教 (00813049)
藤原 紳祐 独立行政法人国立病院機構嬉野医療センター(臨床研究部), 医局, 救急センター長 (10416563)
小網 博之 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10465354)
阪本 雄一郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (20366678)
川口 淳 佐賀大学, 医学部, 教授 (60389319)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 准教授 (60467892)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | せん妄 / 重症患者 / 外傷 / 認知機能予後 |
研究開始時の研究の概要 |
2022年度は研究協力施設の外傷患者データを用いた、せん妄予測モデルの外部検証を行い、必要に応じてモデルの再構築をおこなう。また、研究代表施設の外傷患者に対する長期認知機能予後追跡を開始するために、患者組み込みを開始する。 2023年度、2024年度は、開発・再構築を行ったせん妄予測モデルの実用化に向けて、研究代表施設・協力施設において前向き観察研究での検証を行う。またこれに並列して、外傷患者の入院中のせん妄の有無によって、退院後の長期的認知機能予後がどのように変遷するかを追跡調査する。この調査は2025年度にかけて行う。
|
研究実績の概要 |
今回の研究の目的の一つ目である、外傷患者におけるせん妄予測モデル構築を行い、論文出版を行った。また、二つ目の目的である、外傷含む重症患者のせん妄による認知機能への影響について、まずは後方視的研究として、重症患者におけるせん妄発症率調査を行い、せん妄に対する予防策がなされていない場合のせん妄発症率が40.8 %であることを明らかにした。また、次の研究では、人工呼吸器管理を要するさらに重症患者におけるせん妄発症率は適切な予防策がなされていなければ、70%以上にのぼることを明らかにした。また、これらの研究からは生存率や病院滞在日数には有意差がなかった。 2023年以降の研究では前向き研究でせん妄発症率と、せん妄を発症することでの認知機能を含む患者転帰の違いを明らかにしていく。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
後方視的研究を完了し、前向き研究につなげている。
|
今後の研究の推進方策 |
今後は前向き研究として、せん妄予防策を行った場合、行わなかった場合におけるせん妄発症率の差異を明らかにし、せん妄発症による患者転帰の差異(認知機能や死亡率を含む)を明らかにしていく。
|