研究課題/領域番号 |
22K09156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
齋藤 大輝 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (80895863)
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研究分担者 |
中田 孝明 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20375794)
今枝 太郎 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30598230)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Capillary Refilling Time / ショック / 末梢循環不全 / トリアージ / 多数傷病者 / CRT測定 / ショックの早期発見 / 高精度 / 測定条件の標準化 |
研究開始時の研究の概要 |
Capillary Refilling Time (毛細血管再充満時間, CRT)は,簡便・非侵襲的に得られ,有用性が期待されるショックの指標であるが,従来は目視で測定されるため,高精度の測定が不可能であった.我々はセンサーを用い高精度のCRT測定装置を開発し, 標準測定条件の一部(圧迫力・圧迫時間)を明らかとした.しかし、測定体位・測定部位の高さに関しては未だ残された標準的測定条件の課題である。本研究ではまずこのことを明らかとし、測定条件の標準化を行う.次に標準化条件で開発した装置を用い患者のCRT測定を行い,CRTの診療での有効性の検証を行う.
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研究実績の概要 |
Capillary Refilling Time (毛細血管再充満時間, CRT)は,簡便・非侵襲的に得られ,有用性が期待されるショックの指標であるが,従来は目視で測定されるため,高精度の測定が不可能であった.我々はセンサーを用い高精度のCRT測定装置を開発し, 標準測定条件の一部(圧迫力・ 圧迫時間)を明らかとした.しかし,測定体位・測定部位の高さに関しては未だ残された標準的測定条件の課題であった.本研究ではまずこのことを明らかとし,測定条件の標準化を行う.次に標準化条件で開発した装置を用い患者のCRT測定を行い,CRTの診療での有効性の検証を行う. 測定条件の標準化を目的に,まずは同一被測定者の座位と仰臥位でのCRTの比較,および仰臥位で測定部位である手の高さを変えた測定を行った.座位と仰臥位では同一被測定者においてもCRTに有意差を認め,仰臥位で有意に延長した.仰臥位で手の高さを変えた測定では高さとCRTに正の相関を認めた. 続いて,CRTの臨床における有用性を評価するため患者を対象としたCRT測定実験を行っている.外的侵襲のCRTに及ぼす影響を評価するために,開胸を伴う心臓血管手術の前後比較を行い,循環血漿量の変化や体外循環などを受けた後の影響の評価を行う.現在,データ収集および解析を行っている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在行っている研究に関しては,その対象が心臓血管手術患者を対象としており,その周術期の測定を行っている.本研究の研究期間に,複数回の新型コロナウイルス感染症の流行があり,その際に手術制限のため一部手術が中止や延期となっているため,想定していた症例数が集まっていない.
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今後の研究の推進方策 |
現在,予定手術は再開しており,症例数を重ね研究を継続する。 症例を重ね,得られたcut-off値と臨床現場での通常の診療で測定されている項目との比較検討を行い,CRT値と他の臨床指標(血圧・心拍数,乳酸値,輸液量,28日生存など) との間の関連性を探索する.この事で,CRT測定により予測される重症度や予後予測能を明らかとし,実臨床での応用へ繋げていく事が可能となると考える.
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