研究課題/領域番号 |
22K09158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
川島 信吾 浜松医科大学, 医学部, 助教 (10467251)
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研究分担者 |
栗田 忠代士 浜松医科大学, 医学部附属病院, 准教授 (80303569)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 敗血症 / 臓器灌流 / 臓器保護 / 血管収縮薬 |
研究開始時の研究の概要 |
主要臓器(脳、肝、腎、胃、腸、骨格筋)の血流変化と微小循環(組織酸素化指標)を評価して、各臓器の血流自動調節能(オートレギュレーション)が敗血症によって変化するか、輸液および血管収縮薬投与が臓器血流と組織酸素化にどのように効果を示すのか明らかにする。
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研究実績の概要 |
敗血症は、いまだに世界であらゆる年齢層が罹患し数秒に一人が命を落としている疾患である。確定診断に用いるSOFA スコア(意識、呼吸、循環、肝、腎、凝固の6項目)からもわかるように、多臓器障害の診断、治療、管理が救命に重要である。さらに重症度が高い敗血症性ショックでは急性循環不全により細胞・代謝異常を来たし、血管収縮薬を必要とする低血圧が持続し、血中乳酸値が上昇する。これらの敗血症患者を救うための初期蘇生として早期目標指向型治療(early goal-directed therapy: EGDT)が行われているが、その有効性は示されていない。本研究は、ブタ敗血症モデルを用いて、主要臓器(脳、肝、腎、胃、骨格筋)の血流変化と微小循環(組織酸素化指標)を評価して、各臓器の血流自動調節能(オートレギュレーション)が敗血症によって変化するか、輸液および血管収縮薬投与が臓器血流と組織酸素化にどのように効果を示すのか明らかにする。LPS投与によってブタ敗血症モデルを作成し、脳、肝臓、腎臓、胃、小腸、大腿四頭筋の血流変化(超音波またはレーザードップラー)および近赤外分光法(Near-infraredspectroscopy:以下NIRS)を使用して微小循環を評価して、敗血症時の各臓器のオートレギュレーションの変化、輸液と血管収縮薬の臓器血流および組織酸素化への効果を調べた。敗血症の進行とともに脳、肝臓、腎、胃、小腸、大腿四頭筋の臓器血流とNIRSによる組織酸素化(tissue oxygenation ndex: TOI)はどう変化するかがデータで示すことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
特に問題なくすすんでいる。
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今後の研究の推進方策 |
データを解析し論文化して公表する。
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