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網羅的分子生体情報を用いた頭部外傷患者に対する新たな治療戦略の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K09161
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

中村 洋平  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (80644004)

研究分担者 清水 健太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (60379203)
小倉 裕司  大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (70301265)
松本 寿健  大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (70644003)
伊藤 弘  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (80836594)
戸上 由貴  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (50866936)
蛯原 健  大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教(常勤) (10813975)
奥崎 大介  大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授(常勤) (00346131)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード頭部外傷 / 低ナトリウム血症 / RNA解析 / 外傷後てんかん / 網羅的蛋白発現解析 / 網羅的生体分子情報解析 / 外傷後早期痙攣 / 急性脳腫脹
研究開始時の研究の概要

本研究では当センターが確立したオミックスの解析手法により、①頭部外傷患者の生体分子情報を網羅的に解析することで、二次性脳損傷を引き起こす特定の分子病態型の同定を試みる。二次性脳損傷の中でも特に急性の脳浮腫の発症メカニズムに注目する。同様に②頭部外傷後痙攣発作の引き起こす分子病態や③低ナトリウム血症に代表される電解質異常に関連する分子病態解析を行うことで、脳浮腫とそれに続発する痙攣発作や電解質異常との関連性について明らかとする。さらに、これらの分子病態の発現を抑えるような治療法の開発を試みる。

研究実績の概要

2022年度は頭部外傷患者と痙攣、てんかん発作との関連について網羅的生体分子情報解析を計画した。頭部外傷後痙攣、てんかん発作を生じた患者を調査し、蛋白発現の解析を行った。解析結果は2023年11月の第51回日本救急医学会総会において発表した。2023年度は頭部外傷後に生じる低ナトリウム血症について着目した。頭部外傷後に低ナトリウム血症を生じる症例と生じない症例を、入院時の血液中のRNA発現の違いによって予測することが可能かどうかを明らかにすることとした。このため、入院期間が1週間以上であった頭部外傷症例、計43例について入院時の血液サンプルを採取した。採取した検体は大阪大学微生物学研究所ゲノム解析室に解析を依頼した。今後、解析データを用いて低ナトリウム血症を生じた頭部外傷患者と生じなかった頭部外傷患者でのRNA発現の違いについて評価を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

低Na血症を合併する頭部外傷症例のRNA発現の特徴を解析すべく、すでに検体採取は終了し、データの解析を行っているところである。

今後の研究の推進方策

2024年度は、頭部外傷後に血種拡大や脳腫脹を呈する症例について、入院時の血液検体におけるゲノム解析やプロテオーム解析によって病態を解明していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 頭部外傷後てんかん発作に関連するプロテオーム解析2023

    • 著者名/発表者名
      中村洋平
    • 学会等名
      第51回日本救急医学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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