研究課題/領域番号 |
22K09172
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
鈴木 武志 東海大学, 医学部, 教授 (80327600)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 敗血症 / デクスメデトミジン / 臓器保護 / 臓器障害 / 交感神経 / α2アゴニスト |
研究開始時の研究の概要 |
「敗血症に対するデクスメデトミジン(DEX)投与は、臓器障害の軽減を通して予後を改善する」との仮説のもと、以下の項目を検討する。
①腹膜炎惹起マウス敗血症モデルを用いて、DEX投与の各臓器障害に対する効果を検討する。対象とする臓器は、心臓、腸管、肺、腎臓、リンパ球(脾臓内Tリンパ球)である。 ②DEX投与の炎症性サイトカイン濃度を含めた過剰な炎症反応に対する効果を調べる。 ③同じ敗血症マウスモデルを用いて、DEX投与の生存率に対する効果を検討する。
|
研究実績の概要 |
本研究を行ううえで再度プロトコールを見直し、研究を行う環境整備を行ったうえで、実施可能である状況を確認した。まずは、敗血症モデルとして作成する、マウス盲腸穿孔術による敗血症モデルの確立を目指し、モデルとして使用できることを確認した。次に、本研究で使用するデクスメデトミジンの持続投与量についての検討を行い、敗血症モデルにおいて心拍数がおよそ20%減少する投与量を本研究で使用する投与量と決定した。また、本研究では敗血症に対する臓器保護効果を検討する予定であるが、どのように臓器障害を評価するべきかについて十分な検討を行い、最終的な評価方法を確立させた。本研究を行ううえでの準備は整ったと考えているが、2023年度は本研究を遂行する人材と時間の確保に困難を極め、残念ながら本研究を遂行して結果にて仮説を証明するプロセスには至らなかった。今年度は最終年度となるが、本研究の遂行に必要な人材を確保することができたため、2024年度は、基礎医学系研究室のサポートも頂きながら、時間の許す限り進めていきたい。敗血症モデルの作成については、本研究の責任者が精通してるため、研究を遂行するうえで支障なくモデルを作成できると考えている。また、デクスメデトミジンの投与方法も確立されており、研究モデルに関しては問題ないと考えている。臓器障害の評価が最大の壁となると考えているが、こちらについても基礎医学系研究室の助言を頂きながら進めていけるものと考えている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
人材と時間の確保が困難であったため。
|
今後の研究の推進方策 |
研究をサポートしてくれる人材と協力して進めていく予定である。
|