研究課題/領域番号 |
22K09192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
近藤 豊 順天堂大学, 大学院医学研究科, 先任准教授 (90642091)
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研究分担者 |
田中 裕 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (90252676)
岡本 健 順天堂大学, 医学部, 教授 (40347076)
末吉 孝一郎 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (90648297)
平野 洋平 順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (70621895)
石原 唯史 順天堂大学, 医学部, 准教授 (70648295)
三好 ゆかり 順天堂大学, 医学部, 助教 (90906611)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 敗血症 / AMP / 集中治療後症候群 / 人工冬眠 / 筋萎縮 / ICU / ATP / 集中治療 |
研究開始時の研究の概要 |
敗血症病態では救命出来た後にADLが低下し社会復帰が出来ない患者が多く存在し、脳機能低下や骨格筋萎縮などが起こる。一方、敗血症後の脳・身体機能低下を防ぐことの出来る薬剤は未だに不明であり、既存の薬剤で確立された治療は未だない。AMP(アアデノシン一リン酸)はプリン作動性シグナルを介してミトコンドリア機能を抑制し臓器保護的に働く。そのため本研究ではAMP投与により、敗血症回復後の脳・身体機能低下を防ぐことを目指すものである。
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研究実績の概要 |
初年度は盲腸結紮穿孔による敗血症モデルマウスを作成し、AMP(アデノシン一リン酸)投与による前肢の筋力低下の改善効果、前脛骨筋の筋重量の増加を確認した。そのため2023年度はAMPによる筋萎縮改善の分子学的メカニズムを主に調べる実験を実施している。敗血症モデルマウスの発症後5日間後の腓腹筋を使用して、腓腹筋内のRNAを次世代シークエンサーを用いてRNAシークエンスにて網羅的解析をおこなった。筋萎縮マーカーとして知られているAtrogin-1を調べたところ、AMP投与において有意な減少を認めた。さらにマウス筋培養細胞であるC2C12細胞を用いて,AMP処理をおこなったところ、刺激後1分でAMPKのリン酸化を認めたが、刺激後5・15・30分では経時的に減少しており、AMP投与により一過性にAMPKのリン酸化が起こることが確認出来た。これらはAMP投与による筋萎縮の変化はAMPKリン酸化によりAtrogin-1の上昇を抑制する可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
予定していた研究は概ね計画どおりに終わり、また予想以上の進捗があったため2024年度分の前倒し請求を実施した。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は研究のまとめをおこない、データ整理と論文の執筆を主に考えている。論文化に必要な実験を適宜、追加する。またリアルタイムPCRをおこない、RNAシークエンスの結果が正しいか確認する予定である。
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