研究課題/領域番号 |
22K09198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
影山 京子 関西医科大学, 医学部, 研究医員 (80347468)
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研究分担者 |
竹下 淳 関西医科大学, 医学部, 研究医員 (40433263)
中嶋 康文 近畿大学, 医学部, 教授 (70326239)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | microRNA / Pyroptosis / 遺伝子治療 |
研究開始時の研究の概要 |
(臨床研究)感染症とSOFAスコア2点以上上昇のある敗血症患者で、急性期DICスコアの血小板数1点以上の血小板数減少群、0点の血小板数維持群、非敗血症患者群との3群比較で、血小板内miRNA発現の差異を検出する。同時にmRNAの発現解析を施行することで、パスウェイ解析ソフトウェア を用いてmiRNA-mRNAの相互作用を解析し、血小板減少の要因となる遺伝子、蛋白質を予測する。 (細胞実験)血小板系培養細胞(Meg-01)細胞を用いて臨床研究から推定された血小板数減少に関連するmiRNA、mRNA、タンパク質を同定する。
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研究実績の概要 |
患者予後と関連する敗血症時の血小板数減少の原因として、過度の血小板活性化と、引き続き起こる血小板細胞死の現象が関与すると考えている。その機序と新しい予防法・治療法を見出すために、健康成人から採取した血液を用いて細胞培養実験により、次世代シーケンサーを用いた血小板内と、血漿中の網羅的なmicroRNA(miRNA)発現解析を行った。今後は臨床研究により、より詳細にその病態解析を展開したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
健康成人の被験者の末梢静脈から、1回20mlの採血を行った細胞培養系の以下の実験系で、予想通りの結果が得たので。 a. miRNAの分離と濃縮 クエン酸採血後、遠心操作にて多血小板血漿作成後、洗浄血小板溶液の作成。血小板内miRNA変化を観察する目的で、敗血症病態の主因となるリポ多糖体、ヒストン、HMGB1等の DAMPs投与前後の洗浄血小板検体から、mirVanaTM miRNA Isolation Kit 等を用いてmiRNAを抽出する。 b. 包括的miRNAの発現プロファイリング 次に、定量性のある網羅的miRNAプロファイリングを、従来のマイクロアレイより優れた次世代高速シーケンサーIon PGMシステム (Life Technology社) を用いて絶対的な定量法を施行。 統計学的な有意差検定を伴う発現定量解析には、CLCバイオ社の解析ソフト(Genomic Work Bench)を使用する。 上記の発現定量結果から、特に血小板内でmiRNAが変化したmiRNAを選別する。 選別されたmiRNAのターゲットとなるmRNAを複数のmiRNA Prediction Tool (Miranda, TargetScan Human5.0, PicTar, miRBase Targets Version 5.0)等で探索する。特に細胞死・炎症病態に関連するmRNAに相補配列のあるmiRNAを選別する。
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今後の研究の推進方策 |
(臨床研究) 敗血症患者の末梢血から洗浄血小板溶液を作成し細胞培養系(In Vitro)で有意に変化のあったmiRNAの発現、mRNAの発現(ターゲット遺伝子)、タンパク質発現を、臨床研究で、患者から採血した検体を用いて、リアルタイムPCR法、およびウエスタンブロット法で解析する。
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