研究課題/領域番号 |
22K09203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
中山 則之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30444277)
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研究分担者 |
富田 弘之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (50509510)
岡田 英志 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30402176)
木下 喬公 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (40866977)
庄田 健二 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (00866981)
岩間 亨 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20303498)
熊谷 昌紀 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (50973369)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 血管内皮グリコカリックス / 悪性脳腫瘍 / 脳転移 / 新規治療 / glioblastoma |
研究開始時の研究の概要 |
血管内皮グリコカリックス (GCX) は組織の恒常性を保つのに大きな役割を担っている一方で、外的刺激により容易に崩壊してしまうことが分かっており、崩壊により構成成分が分解・放出されてしまう。 近年、GCXの崩壊は、悪性腫瘍の遠隔転移との関係性も示唆されており、本研究では、GCXの崩壊を防ぐことで、特に予後の悪い神経原発性腫瘍であるglioblastomaの増大や、転移への影響を検討し、新規治療法や薬剤の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
我々は血管内皮グリコカリックスの障害がglioblastomaの増大につながることを基礎実験で示した。さらに、ヒトglioblastomaの摘出組織を解析し、腫瘍血管内皮にも血管内皮グリコカリックスが存在することが示唆された。Glioma中心部と辺縁部では血管内皮グリコカリックスの微細構造ならびに構成成分が異なっていることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定した基礎研究は順調にすすみ、研究仮説を裏付ける成果を蓄積しつつある。
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今後の研究の推進方策 |
ヒトの血液脳関門に存在するグリコカリックスの解析ならびにgliomaを中心とした腫瘍血管内皮のグリコカリックスの解析を進める。Glioblastoma移植モデルにおけるグリコカリックス保護作用がもたらす抗腫瘍効果を調べる。
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