研究課題/領域番号 |
22K09245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
武田 純一 関西医科大学, 医学部, 講師 (70460813)
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研究分担者 |
林 美樹夫 関西医科大学, 医学部, 講師 (10368251)
日笠 幸一郎 関西医科大学, 医学部, 教授 (10419583)
徳弘 圭造 関西医科大学, 医学部, 准教授 (20423105)
埜中 正博 関西医科大学, 医学部, 教授 (90577462)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 二分脊椎症 / 全ゲノム解析 / ゲノム編集 |
研究開始時の研究の概要 |
二分脊椎症は先天性の異常である。年間1000出生に1名前後の患者が生まれていると推測される。二分脊椎症は遺伝的な要素が60~70%であろうと推測されているが、原因となる遺伝子は同定されていない。本研究は、全ゲノム解析を対象患者、およびその両親、家族に対して行い、原因となる遺伝子変異の候補を特定する。さらに、ゲノム編集技術により、これらの遺伝子変異を有するモデル動物を作製し、病態を解析する。本研究成果によって、二分脊椎症の発症の原因となる遺伝子変異が特定され、診断の精度が向上することが期待される。
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研究実績の概要 |
二分脊椎症の多くの患者は生涯にわたって続く障害を抱えている。最も多いのは排尿排便障害であり、間欠的導尿処置や浣腸、摘便を生涯にわたって実施する必要がある。また一部の患者は下肢の運動障害を抱え、下肢の変形や運動障害、関節の障害のため複数回の整形外科手術を要している。水頭症やキアリ奇形を合併している場合は全介助に近い重度の障害を抱えている例も見られる。二分脊椎症に係る医療費は莫大なものになっている一方、就学就労に際し障害のため制限があり、患者本人の社会参加が困難である。さらには患者をケアする家族にとっても大きな負担となっている。そのためこの疾患の原因を特定し、診断、治療のみならず、新規の予防法の開発が望まれている。二分脊椎症についてはこれまでの疫学的な調査により開放型の脊髄髄膜瘤が発症した同一家族内に同じ疾患が生じる確率は25-50倍になり、脊髄脂肪腫については100倍を超えるとされている。また私たちが診療している二分脊椎症患者の中にも、5家族で同一家族内に脊髄髄膜瘤、脊髄脂肪腫患者がいる。したがって、二分脊椎症および脊髄形成の障害の成因には遺伝的な要素が関わっていると推定され、60-70%程度関わっているとの報告もある。これまでに、VANGL1,2の変異は二分脊椎症の2%あると推測されているが、それ以外は未だに不明のままである。本研究は、全ゲノム解析を対象患者、およびその両親、家族に対して行い、原因となる遺伝子変異の候補を探索した。その結果、8種類の遺伝子がこの疾患に関わっている可能性がある事が判明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
全ゲノム解析により二分脊椎症の原因となる遺伝子を明らかにした。
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今後の研究の推進方策 |
患者の遺伝子変異を導入したマウスを作製し、形態に異常が発生するのか検討する。
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