研究課題/領域番号 |
22K09257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
寺田 栄作 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (40869541)
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研究分担者 |
馬塲 庸平 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (20577465)
川端 修平 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (20764062)
西田 武生 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (30533806)
高垣 匡寿 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70724433)
中村 元 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (80533794)
福田 竜丸 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90825712)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大脳オルガノイド / 頸動脈投与 / くも膜下出血 / 経動脈投与 |
研究開始時の研究の概要 |
微小スフェロイドの作成においては生着性や血管新生などにおいて高い能力を持つ、ヒト多能性幹細胞由来「大脳オルガノイド」及び「内側神経節隆起オルガノイド」を用いて作成する。また、大脳オルガノイドは未分化な細胞塊であり、かつ多様な細胞種を含むため、神経自体の再生以外にも神経栄養の供給や血管新生、抗炎症作用などの多岐にわたるpathwayでのSAH治療効果を発揮することが期待される。びまん性に脳損傷を来すくも膜下出血の再生治療として、経頸動脈的に興奮性・抑制性ニューロンの混在した微小スフェロイドを投与することにより、大脳の広範囲に移植細胞を生着させて脳機能を根本的に回復させる方法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究においては大脳オルガノイド並びに内側神経節隆起オルガノイドを用いて作成した未分化な微小スフェロイドを経頸動脈的に投与することで、大脳全体へと移植細胞を運搬し、生着させることでくも膜下出血でのびまん性脳機能障害を回復させることを目指している。昨年度にはiPS細胞(201B7株・409B2株)から大脳オルガノイドの作成は安定して誘導できるようになっており、経頸動脈投与を行うための微小スフェロイドの作成に取り掛かかっていた。本年度は内側神経節隆起オルガノイドの安定的な作成を確立し、それを大脳オルガノイドと混合した微小スフェロイドの作成方法を勘案した。また、並行してラット実験の経頸動脈投与に向けた頸動脈確保のための手技確立を目指した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
iPS細胞(201B7株・409B2株)から大脳オルガノイド・内側神経節隆起オルガノイドの作成は安定してできるようになっており、頸動脈投与を行うための微小スフェロイドの作成を行なっている。現在ラットの経頸動脈投与ルートの作成を行っているが確立できていない状態であり、進捗は遅れている。また、共同研究者の異動もあり、SAHラットの作成手技の確立にも時間を要している。ラット実験の手技が確立すれば実験は進むと考えられるため挽回は可能と考えている。
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今後の研究の推進方策 |
大脳オルガノイドを用いた微小スフェロイドの作成方法を確立し、さらに内側神経節隆起オルガノイドとの混合比率を変えて微小スフェロイド作成を行いその質の評価を行っていく。また、同時並行してラットの経頸動脈投与方法の手技の確立を進めていき、まずは正常のラットに対して頸動脈投与を行い、その細胞の生着状況を確認していく予定である。
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