研究課題/領域番号 |
22K09258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
魚住 洋一 神戸大学, 医学研究科, 助教 (50815446)
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研究分担者 |
篠山 隆司 神戸大学, 医学研究科, 教授 (10379399)
藤田 祐一 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (40895132)
中井 友昭 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (60596089)
木村 英仁 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (90514753)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 聴神経腫瘍 / 手術成績 / 手術機器開発 / 人材教育 / 手術用ナビゲーション |
研究開始時の研究の概要 |
具体的には ① 頭蓋底外科手術に最適な超音波破砕吸引装置の先端部の開発;腫瘍の内減圧に使う超音波破砕吸引装置の先端部を頭蓋底腫瘍の内減圧に最適化した形状のものとして開発する ② 顕微鏡、内視鏡、外視鏡、手術ナビゲーションおよび超音波破砕吸引装置の統合運用;手術中の現在位置を顕微鏡や手術モニター上に‘見える化’して術者の手術操作をリアルタイムナビゲーションする。その録画映像を事後検証(After Action Review; AAR)し、手術手技向上と技術継承に繋げる ③ 効果の検証;①と②によって手術成績向上と手術時間の短縮、ならびに若手医師の育成や学生の手術解剖や手術理解の向上が得られるか検証する
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研究実績の概要 |
手術成績を向上させるための比較として、当科の過去の頭蓋底外科手術症例の手術成績をまとめた。その際、聴神経腫瘍の顔面神経機能予後予測因子を新たに発見した。その成果が2022年9月23日に国際誌であるJournal of neurosurgeryに" Presence of a fundal fluid cap on preoperative magnetic resonance imaging may predict long-term facial nerve function after resection of vestibular schwannoma via the retrosigmoid approach. "Yuichi Fujita, Yoichi Uozumi, Takashi Sasayama, Eiji Kohmura.の内容で掲載された。 さらに頭蓋底外科チームの若手が術者を経験した症例が、2022年11月11日 国際誌のWorld neurosurgery に"Intrasellar chordoma mimicking pituitary macroadenoma with hyperprolactinemia and hypopituitarism: Clinical images with a surgical video." Yuichi Fujita, Yoichi Uozumi, Takashi Sasayama.の内容で掲載された。 これらの成果は手術技術の継承と新たな治療法開発の中で得られた結果である。 現在さらに1編の原著論文、および1編のcase reportが査読中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
原著論文が1本、症例報告が1本すでに国際誌にacceptされ、新たな原著論文1本と症例報告が1本が査読中、1本の原著論文が投稿準備中である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は昨年度に得られた過去の成績をコントロールとして新たな手術器具開発と手術成績向上を目指す。
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