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腸内・腫瘍内細菌叢による膠芽腫治療の新機軸

研究課題

研究課題/領域番号 22K09276
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

金森 政之  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (60420022)

研究分担者 山下 理宇  国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, ユニット長 (10401259)
齋藤 さかえ  東北大学, 未来型医療創成センター, 講師 (20335491)
信國 宇洋  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 准教授 (30731674)
下田 由輝  東北大学, 大学病院, 助教 (30815444)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード膠芽腫 / 腸内細菌 / テモゾロミド / 放射線治療 / メチル化 / 微小環境
研究開始時の研究の概要

膠芽腫は脳実質から発生する予後不良疾患である。本研究ではテモゾロミドや免疫チェックポイント阻害剤の効果を増強させる手段として腫瘍細胞のエピゲノムや免疫応答の修飾に重要な役割を果たす『腸内細菌叢』・『腫瘍内細菌叢』に着目した。細菌叢の塩基配列決定・細菌16S ribosomeデータベースへのマッピングにて、膠芽腫患者の糞便・腫瘍内に含まれる細菌叢の詳細なプロファイルを構築しテモゾロミド感受性を規定するMGMT遺伝子プロモーター領域のメチル化、免疫チェックポイント阻害剤受性を規定する免疫に関する微小環境、臨床経過との相関を検討し、T治療感受性を規定する細菌叢の特徴を明らかにし治療開発の参考とする。

研究実績の概要

膠芽腫は脳実質から発生する予後不良疾患である。本研究ではテモゾロミドや免疫チェックポイント阻害剤の効果を増強させる手段として腫瘍細胞のエピゲノムや免疫応答の修飾に重要な役割を果たす『腸内細菌叢』に着目した。細菌叢の塩基配列決定・細菌16S ri
bosomeデータベースへのマッピングにて、膠芽腫患者の糞便・腫瘍内に含まれる細菌叢の詳細なプロファイルを構築しテモゾロミド感受性を規定するMGMT遺伝子プロモーター領域のメチル化、免疫チェックポイント阻害剤受性を規定する免疫に関する微小環境、臨床経過との相関を検討し、治療感受性を規定する細菌叢の特徴を明らかにし治療開発の参考とすることを目的に研究を進めた。
2023年度は膠芽腫症例34例から術前、術後、テモゾロミド・放射線治療、維持療法中に前方視的に便を採取した。これに加え、患者背景、便秘の状況、臨床経過、腫瘍のMGMT遺伝子プロモーターメチル化の有無、腫瘍内のリンパ球のプロファイルを免疫染色でおこない腫瘍内免疫の状態を評価した。
便検体からDNAを採取し、200検体について16S ribosome V3-V4領域増幅PCR、インデックスPCR後に次世代シークエンサーで配列解析を行った。得られた配列データを細菌16S ribosomeデータベースにマッピングし、検体に存在している細菌種・量の推定を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

上記のように34症例の治療経過における便検体200検体について腸内細菌の菌種の推定をおこなった。腫瘍のMGMT遺伝子プロモーターメチル化、腫瘍内免疫細胞や患者背景の収集をおこなった。また当初の予定である400例の検体収集が終了した。

今後の研究の推進方策

腸内細菌の菌種との相関、腫瘍のMGMT遺伝子プロモーターメチル化、腫瘍内免疫細胞や患者背景予後との相関について2024年度に解析を進める予定である。さらに腫瘍内細菌について解析を開始し、MGMT遺伝子プロモーターメチル化との相関を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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