研究課題/領域番号 |
22K09394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
加藤 剛 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 非常勤講師 (80447490)
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研究分担者 |
猪瀬 弘之 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (30615711)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
骨リモデリングの分子機構のうち、骨形成のメカニズムに関しては未だ不明な点が多い。特に、環状RNAの骨代謝における意義については、その作用機序は全く不明である。申請者らは、本研究において、分子生物学的なアプローチを用いて環状RNAの骨代謝における意義を明らかにする。
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研究実績の概要 |
人の骨量は思春期以降から閉経までの間、骨形成と骨吸収のバランスが保たれることによりほぼ一定で経過する。この骨量の維持には、骨形成及び骨吸収を調整 する機構(リモデリング)が必要であり、骨リモデリングの破綻は骨量の減少に繋がる。しかしながら、骨リモデリングの分子機構のうち、骨形成のメカニズム に関しては未だ不明な点が多い。申請者らは、ノンコーディングRNAのうちこれまで作用が全く不明とされてきた環状RNAが骨芽細胞分化に伴い発現が増加するこ と、in vitroでその発現調節が骨芽細胞分化において重要な役割を果たしていることを見出した。本研究の目的はin vivoにおける環状RNAのloss of function, gain of functionの実験を通じて、環状RNAの骨代謝における意義及び、新たな生理機能調節機構を明らかにすることである。これまでに我々は骨芽細胞分化の過程において発現変動する環状RNAを網羅的に検索し、骨芽細胞分化の過程において発現が増加するcircRNA-Xを同定し、siRNAを用いてcircRNA-Xの発現を抑制することにより骨芽細胞分化が抑制されることを見出した。今年度はcircRNA-Xの過剰発現による骨芽細胞分化への影響についての検討を継続している。更にin silicoの解析を通じ、circRNA-Xと結合するmicroRNAの候補としてmiR-Yを見出し、ルシフェラーゼアッセイのコンストラクトを作成した。現在ルシフェラーゼアッセイにてその実際の結合について検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
分担研究者の所属施設の異動により、動物実験計画の進捗が困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
当初はin vivoの研究を含める予定であったが、in vitroを中心に据えて研究を継続していく。
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