研究課題/領域番号 |
22K09416
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
熊谷 玄太郎 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (90529679)
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研究分担者 |
石橋 恭之 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80292142)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脊髄損傷 / 慢性期 / Muse細胞 / 脂肪 / 骨髄 |
研究開始時の研究の概要 |
1. 脂肪及び骨髄由来Muse細胞あるいはNon-Muse細胞のグリア瘢痕除去能及び遊走能をIn vitroで比較検証する。 2. マウス脊髄損傷モデルを作成し、損傷後7週目に脂肪由来Muse細胞を損傷脊髄に直接注入し、グリア瘢痕に対する効果を検証する。続いて、損傷後8週目(脂肪由来Muse細胞移植1週目)に骨髄由来Muse細胞を経静脈的に投与し、移植細胞のIn vivo imaging、運動感覚機能および不安行動評価、電気生理学的解析、組織学的解析を行い、神経修復効果を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究では、Muse細胞の特性の違いを生かし、慢性期脊髄損傷モデルにグリア瘢痕除去を目的とした脂肪由来Muse細胞の損傷部への直接投与を行い、その後、損傷組織への遊走を目的とした骨髄由来Muse細胞を経静脈投与し、神経組織修復効果が得られるかを検証することが目的である。本年度は以下の成果を得た、In vitroで脂肪由来のMuse細胞と骨髄由来Muse細胞のポテンシャルを比較した。マイクロアレイ解析により、脂肪由来Muse細胞はグリア瘢痕形成抑制関連遺伝子であるNeurod4、BDNF、PTN、Midkine、NGF、FGF2が多く発現し、骨髄由来Muse細胞は遊走能関連遺伝子であるS1PR2、CXCR4がより多く発現する結果を得た(Nagaoki T, Kumagai G, Journal of Neurotrauma, 2023 Accepted)。In vivoで両者の細胞を損傷脊髄急性期に投与したところ、脂肪由来Muse細胞移植群は損傷脊髄の抗炎症作用を示すことが明らかとなった(Nagaoki T, Kumagai G, Journal of Neurotrauma, 2023 Accepted)。また脊髄損傷急性期の炎症のメカニズムの解析とその治療薬としてEtizaramの投与効果に関して解析し、Etizoramは抗炎症作用があることが明らかとなった(Saruta K, Kumagai G, Neyrotrauma Report 2023公表)。現在以下の検討を行っている、4週齢C57BL/6マウスの脳海馬から採取した神経組織からアストロサイトを培養し、培養皿上でScratch injuryを加えることで、グリア瘢痕のIn vitroモデルを作成する。その後、脂肪及び骨髄由来Muse細胞/Non-Muse細胞との共培養を行い、グリア瘢痕除去効果と遊走能を比較検証する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究1年目の計画では、In vitroモデルにおけるグリア瘢痕除去効果、遊走能の検証結果を得る予定であったが、実験は解析途中である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は採取源によるMuse細胞の特性の違いを生かし、慢性期脊髄損傷モデルを作成し、グリア瘢痕除去を目的とした脂肪由来Muse細胞の損傷部直接投与を行い、その後に損傷組織への遊走を目的とした骨髄由来Muse細胞を経静脈投与し、神経修復効果を検証する。
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