研究課題/領域番号 |
22K09418
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
藤田 浩二 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, ジョイントリサーチ講座講師 (80451970)
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研究分担者 |
二村 昭元 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, ジョイントリサーチ講座教授 (40622098)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 手根管症候群 / 運動障害 |
研究開始時の研究の概要 |
手根管症候群の病態解明のために、分子生物学的アプローチ(患者組織と健常組織を用いた結合組織内細胞の分離、遺伝子発現比較、培養による細胞内シグナル解析と組織線維化機序の解明)、解剖学的アプローチ(解剖体を用いた正常手根管内結合組織の構造解析・機能推測、患者組織を用いた変性の組織学的な解析)を行う。手根管症候群でエストロゲン欠乏により結合組織が変性、硬化することを端緒として、正中神経の柔軟な移動を制約し、絞扼により疾患発症する機序を明らかにする。さらに培養系を用いて、線維化抑制につながる阻害剤を検証し、発症予防へとつなげる。具体的には下記の予定で研究を遂行する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、手根管症候群の病態の解明である。手根管内結合組織の変性機序と女性 ホルモンの関与を分子生物学的に明らかにすると同時に、結合組織の構造を解剖学的に解析 し機能解明につなげる。その結果として、女性の特発性手根管症候群の病態を解明 し、疾患発症、症状悪化予防へとつなげることを目標としている。 研究計画に基づいて組織学的、分子生物学的アプローチを行っており、徐々に成果を蓄積しているが、対外的な発表の段階には至っていない。 また、並行して、手根管症候群に伴う動作の変容についても解析しており、いくつかの成果を報告している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウイルス感染症の影響で、外来患者数が減少し手術数もやや減少しているため、手術検体の採取が予定よりやや遅れている。 それ以外の解剖学的検証は順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に基づいて、解剖学的検証を続ける。 手術検体の採取が進捗するよう、患者リクルートに努め、昨年度の研究計画の遅延を解消する。
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