• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

変形性膝関節症の疼痛増強におけるTRPA1チャネルの役割とその抑制効果

研究課題

研究課題/領域番号 22K09431
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

玉井 英伸  和歌山県立医科大学, 医学部, 客員研究員 (20838726)

研究分担者 山中 学  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (30597084)
西尾 尚子  和歌山県立医科大学, 医学部, 特別研究員 (40648359)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードTRPA1 / OA / sEPSC / AITC / HC-030031 / PAM / CatWalk / Osteoarthritis / 変形性膝関節症
研究開始時の研究の概要

本研究では膝OAの関節内にTRPA1が発現することを確認し、in vivo パッチクランプ法を用いて脊髄後角細胞における膝OAモデルの関節内TRPA1活性の作用を解明する。さらに、行動学実験で膝OAモデルの関節内TRPA1チャネルの活性化および阻害の影響を明らかにする。これにより、新たな膝OA用鎮痛薬開発の一助となることを証明する。

研究実績の概要

1.膝OAモデルラットの後根神経節におけるTRPA1発現の検討 イソフルラン麻酔下のラットを4%パラホルムアルデヒドで灌流固定し、後根神経節を切除し、10%ホルマリン緩衝液で固定後、を20%スクロース入りリン酸バッファーで処理し、凍結した。凍結組織をクリオスタットにて薄切し、スライドガラスに貼り付け免疫染色用状本を作成した。内在性ビオチンの影響を省くための3%過酸化水素水処理した試料に抗TRPA1抗体を反応させ、ペルオキシダーゼ反応によるDAB発色によりTRPA1の発現を検出した。
2.CatWalkによる歩行解析 CatWalk XT(Noldus Information Technology,The Netherlands)のシステムを用いて実験を行った。自然歩行下の後趾の接地面積、歩行時間(接地時間や趾の振り出し時間)、後趾の協調を記録し、健側‐患側比で比較した。TRPA1作動薬/拮抗薬/生理食を関節内に投与前と投与後(30分、1時間、3時間、6時間、12時間、24時間) にラットの歩行解析を行うことで、患肢の疼痛が軽減しているかを検討した。
3.Pressure Application Measurement(PAM)による疼痛閾値の評価 疼痛閾値の評価として侵害受容器へ直接圧迫するPAM(Ugo-Basile, Italy)を用いて行った。実験者は専用のトランスデューサーを親指に装着し、ラットの膝関節を圧迫し、逃避行動をとるまでの圧を測定し、健側‐患側比で比較した。記録は投与前、投与後30分、1時間、3時間、6時間、12時間、24時間で計測した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

特に問題なく進捗している

今後の研究の推進方策

今後もパッチクランプのデータ収集をIn-vivoで継続する。
また、今後はOAモデルに対するTRPA1発現を確認するため、ラットのDRGを免疫染色する。また、OAモデルに対し、各試薬を投与後、行動学実験でどのような結果を示すか実験を行う。
尚、行動学実験はPAM、 von Frey test、Hot Plate test, CatWalk等を予定している。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi