研究課題/領域番号 |
22K09450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
清水 翔吾 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 助教 (90721853)
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研究分担者 |
齊藤 源顕 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 教授 (60273893)
清水 孝洋 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 准教授 (00363276)
東 洋一郎 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 講師 (80380062)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 排尿筋低活動 / 高血圧 / 膀胱機能 |
研究開始時の研究の概要 |
排尿筋低活動は排尿筋収縮力低下や収縮持続が減少により効率よく尿を排出できない膀胱機能障害である。しかし、その成因は十分に明らかになっておらず、有効な治療法は限定的である。我々はこれまで動物実験にて、加齢に伴う重度高血圧が排尿筋低活動発症に関与することを報告した。本研究では、高血圧に伴う排尿筋低活動の発症機序解明を行う。そして、標的因子を阻害する薬物をモデル動物に投与することにより排尿筋低活動発症を遅延できるかを検証する。
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研究実績の概要 |
排尿筋低活動は排尿筋収縮力低下や収縮持続が減少により効率よく尿を排出できない膀胱機能障害である。罹患者の生活の質の低下が問題となっているが、その成因は十分に明らかになっておらず、有効な治療法も限定的である。そのため、ヒト病態に類似するモデル動物の作成が重要と考えられている。これまで我々は、若齢の自然発症高血圧ラット (SHR) は同週齢の正常血圧ラットに比して頻尿を呈するが、高週齢になると排尿低活動様の膀胱機能障害(1回排尿量および残尿量増加、排尿間隔延長、排尿効率低下)を示すことを報告した。しかし、上記膀胱機能障害が発症するまでには54, 72週齢と飼育時間を要することが難点であった。脳卒中易発症高血圧ラット (SHR-SP) は祖先系統のSHR に比較して、約40-50 mmHg 高い血圧まで達する重度高血圧モデルである。しかしながら、SHR-SPでの膀胱機能に関する報告はほとんどなされていない。今回我々は加齢に伴うSHR-SPの膀胱機能を評価し、SHRよりも短期間で排尿筋低活動様の膀胱機能障害を呈するか検証することを目的とした。 膀胱内圧測定の結果、18週齢SHR-SPでは同週齢のSHR、正常血圧ラットに比して、排尿間隔の短縮(頻尿)、無抑制収縮が見られた一方、最大排尿筋圧には影響は見られなかった。他の排尿筋低活動モデルにおいてみられる膀胱壁の肥厚といった膀胱組織の変化も同週齢SHR-SPではみられなかった。さらに24週齢SHR-SPにおいても同様に頻尿と無抑制収縮の増加が顕著にみられた。これら週齢のSHR-SPでは排尿筋低活動モデルとして新たに確立することは困難であったが、逆に排尿筋過活動の有用なモデルである可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
関連する研究結果を学術誌に報告した。
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今後の研究の推進方策 |
サンプル数が少ないが、36週齢SHR-SPでは同週齢SHRに比して1回排尿量の増加がみられた。今後、36週齢以上の高週齢のSHR-SPモデルを作成し、排尿筋低活動様の膀胱機能障害を呈するか検討する。
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