研究課題/領域番号 |
22K09483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
金尾 健人 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (20327620)
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研究分担者 |
鈴木 進 愛知医科大学, 加齢医科学研究所, 准教授 (70518422)
都築 豊徳 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70627645)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 腎癌 / 制御性T細胞 / バイオマーカー / 進行腎癌一次治療 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、転移進行腎癌の一次治療において、PD-1阻害薬にCTLA-4阻害薬を併用すべきか、チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)を併用すべきかの判断に迫られるが、治療選択に有用なバイオマーカーは存在しない。 本研究では、ニボルマブ、イピリムマブ併用療法を施行した転移進行腎癌患者の臨床検体を用い、腫瘍や末梢血におけるTregの量や発現する機能分子と予後との関連を調べることにより、転移進行腎癌の一次治療選択に有用なバイオマーカーを探索する。
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研究実績の概要 |
近年、転移進行腎癌の一次治療にニボルマブとイピリムマブの併用療法が使用されているが、その治療効果は十分でない。さらに本年、ペンブロリズマブとアキシチニブ、アベルマブとアキシチニブの併用療法が使用可能となったものの、治療選択の指標となるバイオマーカーは存在しない。最近の研究ではPD-1/PD-L1阻害薬に対する治療抵抗性の克服には、腫瘍浸潤Tregを除去することが重要であることが示唆されていることから、ニボルマブと腫瘍浸潤Tregを除去する効果が期待されるイピリムマブの併用療法の治療効果に、腫瘍浸潤Tregがどのように関連しているかを調べることが極めて重要であると考えられる。 本研究では、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法を施行した転移進行腎癌患者の臨床検体を用い、腫瘍や末梢血におけるTregの量やphenotype、他の免疫細胞や関連分子と予後との関連を調べることにより、転移進行腎癌の一次治療選択に有用なバイオマーカーを探索する。本年度は、転移進行腎癌組織中におけるTregや他の免疫細胞、関連分子を定量する目的で、転移性進行腎癌の初期治療に腎摘除術を施行しその後ニボルマブ・イピリムマブ併用療法を行った12例を選択し、治療効果(奏効率、全生存率)を調査した。次いで治療効果とTregのマスター転写因子であるFOXP3+細胞上及び、CD8+T細胞上に発現する免疫チェックポイント分子 (ICM/ CTLA-4, PD-1, TIGIT, ICOS, GITR) や、その他機能分子(ケモカインレセプター、代謝酵素)の関連ををPerkinElmer社のVectra3を用いた多重免疫蛍光染色により解析するための準備をおこなった。これらの抗体を購入し、研究遂行をどの様に行っていくかについて、共同研究者及び実験助手とのミーティングを複数回行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度として、研究実施体制の整備を行うことが出来たが、本年度は多重蛍光染色まで施行できなかった。次年度は共同研究者と協力して、多重免疫蛍光染色を進めていく。
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今後の研究の推進方策 |
共同研究者として新たに当機関の助教を1名追加し、研究の推進を図る予定である。
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