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腎移植後BKポリオーマウイルス感染症発症の新たなリスクファクターの探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K09498
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

西川 晃平  三重大学, 医学系研究科, 准教授 (90444439)

研究分担者 舛井 覚  三重大学, 医学系研究科, 助教 (10567936)
岩本 卓也  三重大学, 医学部附属病院, 教授 (30447867)
池尻 誠  三重大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (40937827)
水野 修吾  三重大学, 医学系研究科, 教授 (70335131)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードBKPyV腎症 / Genotyping / BKウイルス腎症 / 腎移植後 / 抗体検査
研究開始時の研究の概要

近年、腎移植後のBKポリオーマウイルス(BKPyV)関連腎症が問題となっている。BKPyVに対する有効な治療方法は存在しないため、移植後BKPyV関連腎症につながる高度BKPyV尿症、血症のリスク分類の確立が極めて重要であるが、我々はドナーとレシピエントに感染しているBKPyVのSubgroupの違いに注目している。そこで我々はBKPyVのGenotypingおよびSubgroup別抗体価測定系の構築と、確立した測定系を使用することによりドナー・レシピエントにおけるBKPyV Subtypeの分布状況を把握を行う。

研究実績の概要

BKPyV VP1遺伝子のシークエンスによるGenotypingに関しては、検査体制を確立し、腎移植後に新規BKVPyV感染症を発症したレシピエントにおいて、Genotypingを行っている。現在、23症例の尿中からBKPyVを分離し、Genotypingを行った結果、4症例(17%)でウイルス量が少ないためにTypingが不可能であった。これらの症例は全例尿中ウイルスコピー数は1.0x104未満であり、それ以上のウイルス量がある検体においては全例Typingが可能であった。Typingが可能であった、19例での検討では、1aが1例(5.3%)、1b-1が3例(15.8%)、1cが10例(52.6%)、3が2例(10.5%)、4が3例(15.8%)であった。これは、日本人におけるBKPyVのGenotypeの分布とほぼ同等であった。また、Subgroup別BKPyV IgG抗体の測定系の確立に関しては、現在VP1蛋白の合成用SubgroupのVP1遺伝子を組み込んだGST融合タンパク質発現用ベクターを大腸菌に導入する準備を行っており、令和5年度中の検査体制の確立を目指している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

昨年の段階では令和5年度に、Subgroup別BKPyV IgG抗体の測定系の確立を目指していたが、各Subgroupに特異的なVP1タンパクの遺伝子配列の決定に時間を要しており、VP1蛋白の合成用のSubgroupのVP1遺伝子を組み込んだGST融合タンパク質発現用ベクターの作成および、ベクターの大腸菌への導入がまだ行えていないために、ELISAによるIgG抗体の測定系が未だ確立できていない。本年度中の確立および、評価を行う予定。

今後の研究の推進方策

BKPyV VP1遺伝子のシークエンスによるGenotypingについては、今後も本研究の基礎Dataとして症例を積み重ねていく予定。
Subgroup別BKPyV IgG抗体の測定系の確立については、早期に検査体制を確立し、Subtype別の抗体価の評価を行っていきたい。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 移植患者におけるBKウイルスの対策2023

    • 著者名/発表者名
      西川晃平
    • 学会等名
      日本臨床腎移植学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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