研究課題/領域番号 |
22K09526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
植木 英雄 岡山大学, 総合技術部, 技術専門職員 (90537218)
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研究分担者 |
渡邉 豊彦 岡山大学, ヘルスシステム統合科学学域, 教授 (30432644)
荒木 元朗 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90467746)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 遺伝子治療 |
研究開始時の研究の概要 |
強力なOncolytic(腫瘍溶解性)システムを組み込んだアデノウイルスベクター治療剤を用いた新規遺伝子治療法の確立を目指す。 多元的な制癌性を持つこの新規治療剤を使った治療法の有効性を尿路癌で検証し、癌細胞特異的な抗腫瘍効果のメカニズムを解明することで、自己癌ワクチン化を実証する。治療剤の最適な局所注入技術についても併せて検討することで、今までの遺伝子治療を凌駕する次世代遺伝子治療の創製基盤を確立する。
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研究実績の概要 |
本研究は、強力なOncolytic(腫瘍溶解性)システムを組み込んだ癌抑制遺伝子発現アデノウイルスベクター治療剤を用いた新規遺伝子治療法の確立を目指すものである。癌抑制遺伝子による抗腫瘍効果と、腫瘍溶解性を高めるためにさまざまな独自の改良を加えた多元的制癌性を持つこの新規治療剤を使った治療法の有効性を尿路癌で検証し、癌細胞特異的な抗腫瘍効果のメカニズムを解明することで、自己癌ワクチン化を実証する。治療剤の最適な局所注入技術についても併せて検討することで、今までの遺伝子治療を凌駕する次世代遺伝子治療の創製基盤を確立する。 当該治療薬剤の癌細胞特異的な抗腫瘍効果との関連を調査するため、各種尿路癌細胞株のテロメラーゼ活性測定についていくつかの方法を検討した。 同時に、抗腫瘍効果のメカニズムの違いを評価することを目的に、癌細胞株を試薬で蛍光標識して、アポトーシスおよび死細胞を同定する方法を検討した。前立腺癌に当該治療剤を投与した後、それぞれの標識試薬を添加して、自動蛍光セルカウンターで計測した実験では、治療剤の投与量に従って、アポトーシスおよび細胞死が増加することが確かめられた。これにより、アポトーシスとすべての死細胞、生細胞の割合等のデータの解析を行うことで、当該新規治療剤と従来の治療剤とのメカニズムの違いによる抗腫瘍効果を評価できる可能性が示唆された。 前年度に引き続き、In situ浸透システムを用いた薬剤の最適な投与法についての実験も行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実施計画に従って、おおむね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、当該新規治療剤と従来の治療剤とのメカニズムの違いによる抗腫瘍効果を評価するため、アポトーシスや小胞体ストレスを中心に解析を行う。最終年度なので、成果をまとめるためデータを整理する。
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