研究課題/領域番号 |
22K09531
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
|
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
安藤 忠助 大分大学, 医学部, 准教授 (20433047)
|
研究分担者 |
佐藤 吉泰 大分大学, 医学部, 病院特任助教 (00796302)
澁谷 忠正 大分大学, 医学部, 助教 (20601149)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ファージディスプレー / BKウイルス腎症 / 腎移植 / BKウイルス中和抗体 |
研究開始時の研究の概要 |
BKウイルスは腎臓移植後で免疫抑制剤を使用中の患者に対してBKウイルス腎症を生じ、移植腎機能を廃絶させることがある。したがってBKウイルスの治療抗体(中和抗体)を理論上すべての物質に対する抗体を作成することができる遺伝子群(抗体ライブラリー)の中からBKウイルスの中和能を有する抗体を選別し、BKウイルスを中和することのできる抗体の遺伝情報を獲得する。
|
研究実績の概要 |
BKウイルスは腎移植後の免疫抑制状態の患者で再活性化し、BKウイルス腎症をきたす。BKウイルス腎症は著効する治療がなく、BKウイルス腎症を生じた場合は高率に移植腎機能低下または廃絶をきたす。臓器提供者が極めて少ない我が国では、BKウイルス腎症は重要な課題である。 BKウイルスの中和抗体をヒトファージライブラリーから選別すべく、腎移植患者尿からBKウイルスを回収中である。 エライザプレートに固層化可能な量のBKウイルスが回収出来次第、ファージライブラリの生物学的濃縮を行ってBKウイルス特異的なFabクローンを選別し、中和能の確認を行う予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
R3年度から大学改修工事が行われており、実験実習機器センターが使用できなくなっている。その結果、患者尿を超遠心することによるBKウイルス回収作業が不可能となり、培養細胞を用いたBKウイルス回収法に変更せざるを得なくなった。したがって目標とするBKウイルス回収ができ次第、ファージライブラリの生物学的濃縮を開始する予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
引き続きBKウイルス回収作業を継続する。 規定量のBKウイルス回収ができ次第、BKウイルスを用いたファージライブラリの生物学的濃縮を行ってBKウイルス特異的ファージクローンを選別する。その後中和能を確認する。
|