研究課題/領域番号 |
22K09573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
吉尾 浩太郎 岡山大学, 医歯薬学域, 講師 (70623297)
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研究分担者 |
松崎 秀信 岡山大学, 大学病院, 助教 (70325124)
中村 圭一郎 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (90359886)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 子宮頸癌 / 組織内照射 / テンプレート / 3Dプリンター / 3Dプリンター / 子宮頸がん |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は患者に優しく、使いやすい、子宮頸癌組織内照射用新規テンプレートを3Dプリンターを用いて開発することである。 本研究の背景は①現在開発中のプロトタイプテンプレートを改良し、腔内照射で十分な線量を照射困難な進行子宮頸癌に対する治療機会を得ること。②放射線治療医の技術均てん化と組織内照射の普及促進を図ることである。 本研究により子宮頸癌の根治的放射線治療における技術水準の向上と放射線治療医間の手技の均てん化が図られ、腔内照射で治療困難な病変への密封小線源治療の適応例が増加し、進行子宮頸癌の治療成績向上に繋がると考えられる。
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研究実績の概要 |
本研究は進行子宮頸癌に対する組織内照射に用いるテンプレートを3Dプリンターを用いて開発することを目的としている。 テンプレートの形状の検討、ニードルが直進するために必要な厚み、ニードルを刺入する穴の大きさ、穴同士の間隔、刺入後のニードルが抜けたり奥に刺さっていかないようにするためのテンプレートカバーの形状、穴の大きさなどを研究分担者とともに検討し、最適なテンプレートの試作を繰り返した。穴の間隔を5mm間隔程度に設定し、穴の大きさはニードルの直進性を損なわないぎりぎりの大きさに定めることができている。また、テンプレートの形状およびテンプレートを用いて刺入したニードルが動かないようにするためのカバープレートの固定方法の改善をし、良好な感触を得ている。シリンダー挿入位置に対してテンプレートの位置を決定し、動かないように固定していく必要があるのだが、その機構が定まっていない。この固定は組織内照射の精度を保つために非常に重要である。患者に有害事象が及ばないよう、かつ簡便で正確な治療になるよう試行錯誤している状況である。上述の、テンプレートとシリンダーを固定する機構が定まり次第、テンプレートの耐久性の評価に進む予定である。 耐久性の評価結果に基づき、改良すべき点があれば対応し、特に問題ないようなら非臨床試験を実施し、安全性を担保した上で臨床試験の計画立案を令和6年度中に行う。子宮頸癌症例に対する組織内照射症例数は比較的安定しており、症例のリクルートには困らないものと考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当院のリニアック更新に伴うエフォートの低下、3Dプリンターを扱うスタッフとの連携が思うように進まないこともあり設計・規格の確定が遅れている。シリンダーとテンプレートの固定が不安定であり、改善する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
シリンダーとテンプレートの固定方法が確立され次第、テンプレートの耐久性の確認後設計を確定し、臨床試験の計画立案、安全性確認試験の実施まで行う。
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