研究課題/領域番号 |
22K09592
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
折坂 誠 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (80324143)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 不妊症 / 多嚢胞性卵巣症候群 / 子宮内膜症 / 排卵障害 / 慢性炎症 / 酸化ストレス / 卵胞発育 / 排卵 / 炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で卵胞発育と卵子成熟が障害されるメカニズムを解明する目的で、各疾患の卵巣環境を模倣した3次元卵胞培養モデルを作成する。具体的には、子宮内膜症やPCOSの卵巣環境とくに炎症性背景をより忠実に再現するために、卵胞とマクロファージを共培養し、子宮内膜症モデルでは鉄過剰状態、PCOSモデルでは高アンドロゲン・高インスリン環境が、卵巣局所で慢性炎症と酸化ストレスを誘導し、それらが卵胞発育や卵子成熟に悪影響を及ぼす可能性について検討する。
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研究実績の概要 |
子宮内膜症と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、しばしば若年女性に発症し、その慢性経過を通じて、長期的に卵巣機能を障害し続ける。子宮内膜症とPCOSに共通する病態は、全身および卵巣局所の慢性炎症(low-grade chronic inflammation)状態である。卵巣局所のlow-grade chronic inflammationが卵巣機能に悪影響を及ぼす可能性について、直接的な因果関係や詳細なメカニズムは未だ明らかでない。 本研究では、子宮内膜症やPCOSの卵巣環境とくに炎症性背景をより忠実に再現するために、子宮内膜症モデルでは鉄過剰状態、PCOSモデルでは高アンドロゲン・高インスリン環境が、卵巣局所でlow-grade chronic inflammationと酸化ストレスを誘導し、それらが卵胞発育や卵子成熟に悪影響を及ぼす可能性について検討する。 2022年度は、ラット卵胞の3次元構造を保ちながら、体外で卵胞発育~排卵の一連のプロセスを再現する、3D卵胞培養モデルを構築することに成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の疾患モデル作成に不可欠な、3D卵胞培養モデルの構築に成功したため。
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今後の研究の推進方策 |
構築した3D卵胞培養モデルを用いて、子宮内膜症モデルでは鉄過剰状態、PCOSモデルでは高アンドロゲン・高インスリン環境が、卵巣局所でlow-grade chronic inflammationと酸化ストレスを誘導し、それらが卵胞発育や卵子成熟に悪影響を及ぼす可能性について検討する。
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