研究課題/領域番号 |
22K09599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
浅野 涼子 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 講師 (70806471)
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研究分担者 |
宮城 洋平 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), 臨床研究所, 所長 (00254194)
佐藤 美紀子 日本大学, 医学部, 准教授 (70326049)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 子宮筋腫 / MED12 / CDK8 / エリスロポエチン / 分子標的療法 |
研究開始時の研究の概要 |
子宮筋腫は多くの女性が罹患する良性腫瘍であり, 痛みや出血, 不妊症状により女性の労働生産性や日常生活の活動に大きな影響を及ぼしている. 子宮筋腫はMED12野生型(以下 MED12WT)とMED12変異型に大きく分類され, 発生原因が異なるため増大機序に差がある. 我々はMED12WT子宮筋腫の増大機構の解明および治療法の確立を目的にしている. 本研究ではMED12WTが高いCDK8活性とエリスロポエチン発現を有することに着目し, 動物モデルで阻害薬の腫瘍増大抑制作用を調べ, 新たな分子標的療法を発見する.また, リキッドバイオプシー法を応用し, 子宮筋腫の治療前サブタイプ診断法を開発する.
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研究実績の概要 |
子宮筋腫は多くの女性が罹患する良性腫瘍であり, 痛みや出血, 不妊症状により女性の労働生産性や日常生活の活動に大きな影響を及ぼしている. 子宮筋腫はMED12野生型(以下MED12WT)とMED12変異型(以下, MED12MUT)に大きく分類することができ, 従来これらは病理学的・臨床的において同一の疾患と判断されてきた. しかし, 発生原因が異なるため増大機序に差があると考えられ, MED12WTの方が巨大化しやすい. 我々はMED12WTの子宮筋腫をターゲットにした子宮筋腫増大機構の解明および治療法の確立を目的にしている. まずは子宮筋腫の凍結組織検体を用いて共免疫沈降を行い,RNAポリメラーゼⅡC末端ドメイン(CTD)を基質として、抗MED12抗体で共沈してきたCDK8のセリン・スレオニンリン酸化酵素活性を,リン酸化CTDを特異的に認識する抗体で直接観察した.MED12MUTではCDK8活性は低下しており, MED12WTでは保たれていた. また, 偽閉経療法を施行したMED12WT子宮筋腫においてはCDK8活性が低下しており, 偽閉経療法の効果発現機序ともCDK8活性が関連していることが示唆された.続いて, MED12WTの子宮筋腫を初代培養し, CDK8阻害薬の細胞増殖抑制効果, アポトーシス誘導効果を確認した. このことにより, CDK8阻害薬が子宮筋腫増大を抑制する可能性が考えられた. 現在は子宮筋腫初代培養細胞を用いた3D培養モデル、および子宮筋腫のマウスモデルを作成中であり, R6年度はCDK8阻害薬の子宮筋腫に対する効果を検討する実験を行う.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までの研究成果の論文が執筆済みであり、投稿段階にある。 また、子宮筋腫の動物モデルに対してCDK8阻害薬の効果を検討する実験を遂行中である。
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今後の研究の推進方策 |
子宮筋腫の動物モデルに対してCDK8阻害薬の効果を検討する実験を遂行し、臨床応用の可能性を見だしていく。
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