研究課題/領域番号 |
22K09621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
新家 朱理 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (30936927)
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研究分担者 |
西村 正人 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (70380037)
岩佐 武 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (00707903)
新家 崇義 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任教授 (20444656)
松元 友暉 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (70838151)
松下 知樹 徳島大学, 病院, 医員 (70935048)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 卵巣腫瘍 / ブドウ糖代謝 / PET / MRI / テクスチャ解析 |
研究開始時の研究の概要 |
近年の画像診断の進歩として腫瘍内の特徴量を数値化できるテクスチャ解析とMRIのpHマッピングが注目されている。卵巣腫瘍のFDG-PETと,MRIの細胞外pH測定においてテクスチャ解析を行い,新たな視点から画像診断モデルを構築することで,悪性度の術前評価の精度を向上させ,適切な治療法や術式の選択に寄与することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究では、卵巣腫瘍のfluorodeoxyglucose positron emission tomography(FDG-PET)にテクスチャ解析を用いて診断精度の向上を図る。さらに、MRIの細胞外pH測定においてもテクスチャ解析をおこない、両者を合わせた総合的なイメージングの有用性を検討する。 本研究は前向き研究とする。徳島大学病院を受診される患者様で、未治療の大きさ5㎝以上の卵巣腫瘍がある方を対象とし、研究の同意を得た上でMRIとPET-CTを撮影し、テクスチャ解析を行う。手術を施行し、それにより得られた病理診断と照らし合わせて、新たな視点から画像診断モデルを構築することで、悪性度の術前評価の精度を飛躍的に向上させ、適切な治療法や術式の選択に寄与することを目指す。 令和4年度は本研究を開始するために必要な、徳島大学学内の倫理審査委員会の承認の手続き及び臨床研究保険の手続きを行った。 令和5年度は研究を開始し、症例登録およびMRIとPET-CTの撮影を行っており, 症例を蓄積している。 2023年12月8日-9日に岡山市にて開催された、第139回日本医学放射線医学会 中国四国地方会において、演題「卵巣腫瘍におけるDynamic F-18 FDG PET/CTの初期経験」を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定と比べて症例蓄積が進んでおらず、病理分類に基づいたグループ間の統計解析が可能な症例数には達していない進捗状況である。 その理由としては本研究の対象となるサイズ5cm以上の症例数が想定より少なかったことや、他院での手術後に当院紹介となったため研究対象外となる症例数が想定以上に多かった可能性が主要因と考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度に、徳島大学病院産婦人科を受診される患者様で、未治療の大きさ5㎝以上の卵巣腫瘍がある方を対象とし、研究の同意取得を行う。MRIとPET-CTを撮影し、放射線科においてテクスチャ解析を行う。産婦人科で卵巣腫瘍の手術を施行し、その病理診断をフィードバックし検討する。 得られた研究結果を学会や論文で発表し情報発信を行っていく。
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