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全国調査による頸動脈小体腫瘍の遺伝子変異の全貌解明と治療ガイドライン作成

研究課題

研究課題/領域番号 22K09711
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関岩手医科大学

研究代表者

片桐 克則  岩手医科大学, 医学部, 准教授 (10455842)

研究分担者 志賀 清人  岩手医科大学, 医学部, 教授 (10187338)
竹越 一博  筑波大学, 医学医療系, 教授 (40261804)
齋藤 大輔  岩手医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40722715)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード頸動脈小体腫瘍 / SDH遺伝子 / JCBTRG / 某神経節種 / SDH遺伝子変異
研究開始時の研究の概要

頸動脈小体腫瘍は希少な腫瘍であるが、家族例が存在し、最近の研究でSDHD遺伝子等いくつかの遺伝子変異が確認されている。また頸動脈小体腫瘍は頸動脈との関係から手術摘出が困難または手術適応にならない症例が存在する。本研究は頸動脈小体腫瘍症例の遺伝子変異の実態を解明し、患者とその家族の経過観察、発症前診断に貢献するとともに、遺伝子変異の種類、血管造影検査やdynamic CT画像診断を用いて手術適応に関する新たな分類法を確立し、治療ガイドラインを作成するものである。

研究実績の概要

頸動脈小体腫瘍(傍神経節腫)症例から得られた手術検体または血液検体から,SDHA,SDHB,SDHC,SDHD,SDHF2,VHL,NF1,RET,FH,TMEM127,MAX,IHD1,KIF2,HRAS,HIF2,PHD2の16遺伝子につき変異を解析し今までに59.4%に遺伝子変異を確認した。最も頻度の高いものがSDHDであった。SDHD変異症例につき患者の居住地域を調査し岩手,長崎,沖縄等にそれぞれ同一のSDHDバリアントを有することが確認された。また治療ガイドライン作成のため手術症例につき,手術時間,出血量,合併症などの検討を行い,摘出術直前に腫瘍血管塞栓術を施行した症例で他よりも手術時間,出血量が,特に出血量が有意に少ないことを確認し,これらにつき2023/9月に国際学会Update on Management of Head and Neck Paragangliomaにて発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍の影響で手術患者収集や多施設との会議等の滞りがあり,解析が遅れている。

今後の研究の推進方策

遺伝子解析で傍神経節腫における既知の16遺伝子変異がどれも認められなかった症例に対して,NGSを用いてwhole genome sequnceを解析し,原因遺伝子の探索を行い,日本における頸動脈小体腫瘍症例の遺伝子変異のマッピングを行う。
得られた手術症例のデータから,治療ガイドラインを作成する。
また,頭頸部外科学会に依頼し,学会内にガイドライン作成委員会を立ち上げ,これら情報収集と解析を進める予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] The novel method and efficacy of the same-day preoperative embolization and surgical resection of carotid body tumous2023

    • 著者名/発表者名
      片桐克則
    • 学会等名
      Update on the Management of Head and Neck Paragangliomas
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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