研究課題/領域番号 |
22K09725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
柿木 章伸 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (60243820)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ステロイド / ヒドロコルチゾン / デキサメタゾン / 内リンパ水腫 / OCT / メニエール病 / 感音難聴 / 突発性難聴 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではステロイドの内耳に対する影響を検討し、ステロイド治療の妥当性を検証する。方法としては、第1に正常動物にステロイド剤を投与し、内耳の形態変化および分子生物学的変化、機能変化を観察する。形態変化は、Optical coherence tomography(OCT)を用いリアルタイムに観察する。分子生物学的変化は、内耳液の恒常性に関与しており、ステロイド剤によってその発現が増加するアクアポリン(AQP)について観察する。生理学的変化は聴性脳幹反応(ABR)を用いて聴覚閾値の変化を観察する。第2にメニエール病のモデル動物を用いて、ステロイド剤の内リンパ水腫軽減効果の有無を観察する。
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研究実績の概要 |
先行研究で行っている正常モルモットにステロイド剤であるヒドロコルチゾンとデキサメタゾンを全身投与し、内リンパ水腫が形成されることを、OCTにて観察を行っている。コントロール群に比してヒドロコルチゾン群、デキサメタゾン群は、先行研究と同様に内リンパ腔の拡大が認められる。正常蝸牛にヒドロコルチゾンとデキサメタゾンが作用すると、グルココルチコイドにも存在するミネラルコルチコイド作用で、内リンパ水腫が形成されることが示唆される。今後、匹数を増やして統計解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
OCTによる観察を東京大学で行うため、出張のための時間が予定通り取れず予定がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
先行研究で行っている正常モルモットにステロイド剤であるヒドロコルチゾンとデキサメタゾンを全身投与し、内リンパ水腫が形成されることを、OCTにて観察を行っている。匹数を増やして統計解析を行う予定である。
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