研究課題/領域番号 |
22K09727
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
橋本 誠 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50343299)
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研究分担者 |
山下 裕司 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00210419)
菅原 一真 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20346555)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 動的平衡機能 / めまい / 平衡医学 / VOG |
研究開始時の研究の概要 |
テクノロジーの進歩と申請者らの研究実績を発展させ、小型9軸センサ(3軸加速度センサ + 3軸角速度センサ + 3軸地磁気センサ)と次世代 video-oculography (VOG)を用いた頭部・体幹・眼球運動の同期記録システムを構築する。正常被検者、一側前庭障害患者、両側前庭障害患者における頭部・体幹・眼球運動の協調性を明らかにする。静的・動的平衡機能評価により、前庭リハビリテーション(平衡訓練)における定量的効果判定を行う。
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研究実績の概要 |
生理的な平衡の維持および前庭機能障害など病的な場合でも、眼球、頭部と体幹運動の協調性は不可欠であるが、評価が困難とされてきた。めまい・平衡障害に 有効性のある前庭リハビリテーションは動的平衡機能評価法が困難なことから、客観的な評価方法に乏しかった。 本年度はテクノロジーの進歩と我々の研究実績を発展させ、小型9軸センサ(3軸加速度センサ + 3軸角速度センサ + 3軸地磁気センサ)と次世代 video- oculography (VOG)を用いた頭部・眼球運動の同期記録システムを構築した。yVOG-Glass のカメラユニットに内蔵した9軸センサを両側側頭骨部におき、得られた角速度、加速度を PC に取り込み,加速度、速度、位置を記録した。9軸センサの処理とカメラの情報処理はスレッドで同時処理した。カメラは外部トリガで全画素同時シャッタを切り,そのタイミングで複数の9軸センサからの加速度・角速度情報の最新値を取得して転送されてきた画像に紐付けした。9軸センサによる頭部・体幹運動、VOG による眼球運動記録と重心動揺計による同時記録を試みた。前庭電気刺激による眼球運動反応の検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
9軸センサによる頭部・体幹運動、VOG による眼球運動記録と重心動揺計による同時記録を試みた。体幹運動を記録するにあたり、yVOG-Glassを用いることが出来たが、ウクライナ戦争等の影響で物流, 依然半導体納品が遅れており,最適化した9軸センサ単体機器の開発がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
9軸センサによる頭部・体幹運動、VOG による眼球運動記録と重心動揺計による記録により,頭部・体幹・眼球運動と重心動揺との関連を検討する。 足踏み検査、歩行検査において、頭部、体幹、眼球の同期記録を行い、正常例、異常例における頭部、体幹、眼球運動について検討する。動的平衡機能検査における客観的基準値を得ていく。
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