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マウス難聴変異体の全ゲノム解析によるヒト新規難聴遺伝子の予測

研究課題

研究課題/領域番号 22K09751
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

美野輪 治  順天堂大学, 医学部, 非常勤講師 (00181967)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード順遺伝学 / 逆遺伝学 / 難聴遺伝子 / マウスENU変異体 / 非症候群性難聴
研究開始時の研究の概要

ENU 誘発マウス変異体モデルは、変異導入率が不偏かつ高く、点突然変異誘発により様々な変異アリルを得ることが可能であることから、非症候群性難聴のモデルに適する等、他の変異体作製法にはない利点を有する。申請者の単離した難聴マウス変異体30系統の内、未知遺伝子の変異による3 系統は新規ヒト遺伝性非症候群性難聴のモデルである可能性が高い。本研究課題では、これらENU 誘発難聴系統に対象を絞り、全ゲノム配列決定により原因遺伝子変異の同定を遂行し、変異原因遺伝子を迅速に同定する情報学的解析方法や、突然変異体作製とそれらを利用した遺伝子機能解析の技術を広く援用し、新しい難聴遺伝子の発見・機構解明を目指す。

研究実績の概要

ENU誘発マウス変異体モデルは、点突然変異誘発により多様な変異アリルを高効率で得られるため、非症候群性難聴のモデルとして優れた利点がある。申請者が単離した30の難聴マウス変異体のうち、未知の遺伝子変異による3つの系統は、新規ヒト遺伝性非症候群性難聴のモデルである可能性が高い。これらのENU誘発難聴系統に焦点を当て、全ゲノム配列解析で原因遺伝子変異を特定し、新しい難聴遺伝子の同定と機構解明を目指ために、直接ヒト難聴患者の全ゲノム解析の代わりに、マウスENU誘発変異体系統を対象に順遺伝学的スクリーニングと全ゲノム解析を行った。これにより特定された新規の難聴遺伝子変異をマウスに導入し、難聴モデルマウスを作製しその表現型解析を実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

既知のヒト難聴遺伝子(26 個)パネルにて検出されなかった患者に絞ったスクリーニングによりマウスから発見された新規難聴遺伝子と同一の遺伝子に変異を持つ例が見つかり、解析を追加実施している。また、飼育施設移行による繁殖効率の低下により、実験の延長が必要となった。

今後の研究の推進方策

【ENU難聴変異体と同一変異をもつ遺伝子をマウスに導入し、モデルを樹立する。】
新規難聴変異体の可能性がある系統の個体化と継代を行い明らかになった変異を新たに導入したマウスモデルを作製し表現系解析を効率的に行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Neuropathy of the inner ear due to plasma membrane Ca2+-ATPase mutations2022

    • 著者名/発表者名
      Osamu Minowa
    • 学会等名
      57th Inner Ear Biology (IEB2022)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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