研究課題/領域番号 |
22K09769
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
池田 康博 宮崎大学, 医学部, 教授 (20380389)
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研究分担者 |
西口 康二 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30447825)
下澤 律浩 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 霊長類医科学研究センター, 主任研究員 (50300786)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 網膜色素変性 / カニクイザル / 疾患モデル動物 / 病因遺伝子検索 |
研究開始時の研究の概要 |
網膜色素変性(retinitis pigmentosa: RP)は、現時点で有効な治療法の確立されていない眼科領域の難病で、本邦の視覚障がい原因疾患の第2位である。本研究では、RPの疾患モデル動物としてカニクイザルの疾患コロニーを構築することで、RPの病態メカニズムの正確な理解と、より確実性の高い効能試験が実施できる体制を整える。「網膜色素変性を自然発症するカニクイザルのコロニー構築と疾患モデルとしての応用」という最終的な研究課題の前段階と位置付けている。
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研究実績の概要 |
初年度から実施予定であった眼科的検査等によるRPを発症した新たな個体の探索(テーマ1)、ならびにRPを発症した個体の眼科的な経過を観察と経時的な検体(血液や前房水など)採取(テーマ2)は実施できなかった。また、死亡した個体の眼球を用いてRNAseqによる遺伝子発現解析を実施したが、現時点で病因遺伝子は同定には至っていない。 疾患個体の繁殖については、霊長類センターで実施中である。最初に発見したRP疾患個体(雌)は採卵を試みたが、高齢のため採取することができなかった。本個体から採取した皮膚からiPS細胞の樹立を試みる予定となっている。雄の疾患個体は未成熟であるため、妊孕性を確認中である。性成熟後、ヘテロ接合体の雌との交配を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染症の影響で、出張の制約があったため、霊長類センターで実施予定であった疾患個体のスクリーニング検査、ならびに発症個体からの検体採取等が全く実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
コロナが5類になったことにより、霊長類センターへの訪問が可能となるため、初年度に実施予定であった疾患個体の探索と、発症個体の経過観察ならびに検体採取を、2023年度は複数回実施する予定である。テーマ3については2022年度に引き続き研究計画に従って繁殖を進める。
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