• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

網膜神経細胞保護作用を介した新たな網膜色素変性治療の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K09780
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関愛知医科大学

研究代表者

瓶井 資弘  愛知医科大学, 医学部, 教授 (40281125)

研究分担者 石田 雄一郎  愛知医科大学, 医学部, 助教 (00763905)
山本 敬子  愛知医科大学, 医学部, 助教 (60715879)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード活性化プロテインC / 網膜色素変性 / 細胞保護 / 網膜細胞保護 / 血行再建
研究開始時の研究の概要

網膜色素変性(RP)は進行性の視野狭窄をきたす遺伝性網膜変性疾患である。もともと遺伝子異常のなかった錐体までも変性に陥るため、最終的に視力低下、失明に至る。現在遺伝子治療や網膜神経保護を目的とした薬物治療の研究が行われているが、有効な治療法は確立されていない。
一方我々は、凝固調節因子である活性化プロテインC(APC)が虚血に伴う網膜細胞死を抑制することを基礎実験で証明し、また広範囲に閉塞した網膜血流を再灌流させるという臨床試験結果を報告した。
本研究の成果はAPCが様々な疾患を治療できる網膜保護薬として確立する可能性があり、難治性疾患患者の視機能を温存できるという大きな波及効果が期待される。

研究実績の概要

我々は遺伝性網膜変性疾患である網膜色素変性(Retinitis Pigmentosa: RP)において、か活性化プロテインC(Activated Protein C:APC)が網膜細胞保護作用を示すか、また効果があった場合はそのメカニズムを解明することを研究の目的としている。
令和5年度は、RP動物モデルにおいてAPCの硝子体内投与による網膜細胞死の抑制効果につき実験的に検証した。RP動物モデルとして頻用されているrd10マウスを用い、生後12日目にAPC1µl(0.015µg)を硝子体内投与した。生後18日に眼球摘出し、リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析を行ったところ、炎症性サイトカインであるMCP-1, IL-1bの発現が抑制さることが分かった。また、生後21日に眼球摘出、網膜凍結切片作成しIba-1によるマイクログリア染色を行ったところ、マイクログリアの外顆粒層への浸潤抑制が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究に充てる時間を十分に確保することができなかったため、当初の研究計画と比べて遅れている。

今後の研究の推進方策

APCの網膜色素変性に対する抗炎症作用が示唆されたため、引き続きそのメカニズムにつき解明を進める。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Vascular Abnormalities May Progress in Branch Vein Occlusion Despite Resolution of Macular Edema2022

    • 著者名/発表者名
      Takatsu Hiroko、Tsuboi Kotaro、Wakabayashi Taku、Kamei Motohiro
    • 雑誌名

      Ophthalmology Retina

      巻: 6 号: 3 ページ: 252-254

    • DOI

      10.1016/j.oret.2021.11.003

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi