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視神経炎における新規治療の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K09784
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

向井 亮  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (70436327)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードMOG視神経炎 / マイクログリア / MOG / 視神経炎 / ミクログリア
研究開始時の研究の概要

視神経炎の原疾患における視神経脊髄炎スペクトラム疾患(NMOSD)は永続的な視機能障害を もたらしうる疾患でありその治療法の確立は喫緊の課題である。我々は以前よりマイクログリアの中枢神経系における役割に ついての研究を行ってきたが、その中で最近、自己免疫性ぶどう膜炎におけるミクログリア活性の 抑制化がその病態の沈静化をもたらすことを報告した。本研究ではMOG視神経炎におけるマイクロ グリアの病態への関与を明らかにするためにモデルマウスを用い、免疫組織学的に検証し、その成果から将来の治療法開発の知見を得ることを目的とする。

研究実績の概要

視神経炎の原疾患における視神経脊髄炎スペクトラム疾患(NMOSD)は永続的な視機能障害をもたらしうる疾患でありその治療法の確立は喫緊の課題である。抗アクアポリン(AQP4)抗体の出現例における病態の解明が進み、新規に治療が可能となってきた一方で抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質(MOG)抗体陽性例が注目されるようになり、抗AQP4抗体出現例とは別の臨床病型をもつことが明らかになってきた。
我々は以前よりマイクログリアの中枢神経系における役割についての研究を行ってきたが、その中で最近、自己免疫性ぶどう膜炎におけるミクログリア活性の抑制化がその病態の沈静化をもたらすことを報告した。
本研究ではMOG視神経炎におけるマイクログリアの病態への関与を明らかにするためにモデルマウスを用い、免疫組織学的に検証し、その成果から将来の治療法開発の知見を得ることを目的とする。
2022年度にはMOG視神経モデルを作製し、その経時的変化としての視機能のダメージ(視神経、網膜におけるグリア・ニューロンの形態的変化、光干渉断層計を用いた生体マウス網膜の観察)、ぶどう膜炎スコアの変化(生体マウスでの細隙灯顕微鏡を用いた観察)、四肢の変化について、また網膜・視神経内のミクログリアの活性と動態(免疫組織学的検討)について検討し、MOG視神経炎モデルマウスのマクロ及びミクロでの病態の経時的変化について解析を進めた。
2023年度には研究施設の移転に伴い、実験の準備を行う中で、関連論文の準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

群馬大学から福島県立医科大学への異動に伴い、動物購入と飼育、器具・薬品・実験備品の整備に時間を要し、また大学移転のため、薬剤調達先とのMTAに難航しているため。

今後の研究の推進方策

本年度より動物実験を再開し下記実験を遂行していく。実験の遅れを取り戻べく、実験内容を下記に変更し、本研究の終了を目指す。1:マイクログリアの経時的変化のコントロール群との比較;マイクログリアの枯渇化剤の投与を行い、マイクログリアの浸潤に関し、免疫学的に検討する。この時、FACSを用いて、さらなる解析を進める。 2:5:補体系の関与について; マイクログリア枯渇化剤、コントロール群において、薬剤投与前後での補体の活性につき免疫組織学的手法を用い比較検討する。3. シングルセル解析:マイクログリア枯渇化グループとコントロールマウスにおけるマイクログリアをターゲットとした、シングルセルRNA解析を行い、その発現を網羅的に解析する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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