研究課題/領域番号 |
22K09786
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
柚木 達也 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (30401805)
|
研究分担者 |
田渕 圭章 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (20322109)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 眼瞼脂腺癌 / pagetoid spread |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,網羅的なmiRNA 発現解析を行い,眼瞼脂腺癌とpagetoid spreadを伴う眼瞼脂腺癌を比較し,脂腺癌およびpagetoid spreadに関わるmiRNAの種類と機能を明らかにする.さらに,血液中からエクソソームを分離後,含まれるmiRNAの発現と病態に相関性を確認し,バイオインフォマティクス技術を用いて,悪性化分子機構の解明を目指す.
|
研究実績の概要 |
富山大学附属病院において眼瞼脂腺癌に対する手術を行い、その臨床検体を用いて研究を行う。病理学的にpagetoid spreadの有無で2群(pagetoid群と非pagetoid群)に分け,それぞれの組織からRNAを分離する。次世代シーケンサーによる遺伝子解析を行い、pagetoid spreadに関わる候補miRNAと候補遺伝子を同定し、候補miRNAと予後因子との関連性について検討を行う。Pagetoid spreadがみられる脂腺癌特有の候補miRNAおよび遺伝子発現解析を行い、遺伝子間の相互作用を付加した遺伝子ネットワークを構築する。それらのネットワークの中に、細胞増殖や癌悪性度に関連する遺伝子を同定し、特異的プライマーを用いたリアルタイム定量的PCR (qPCR) 法によりmRNAレベルで評価する。そして,pagetoid群と非pagetoid群において、年齢、性別、腫瘍の大きさ、分化度、TNM分類、臨床所見や再発率等の多変量解析を行い、候補miRNA発現レベルと関連遺伝子との間の関係を統計学的に検討する。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
pagetoidと非pagetoidの眼瞼脂腺癌の両群の比較を行う必要があるため、両方の検体を入手する計画であった。しかいs、眼瞼脂腺癌の手術が予定よりも少なかったため、臨床検体の入手にやや時間を要した。そのためにRNA抽出や遺伝子シーケンスの開始に時間がかかった。必要な検体は入手できたので、今後次世代シーケンスの解析を進めていく予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
臨床検体を入手し、病理学的にpagetoid spreadの有無で2群(pagetoid群と非pagetoid群)に分け、それらの遺伝子解析を進めている段階である。遺伝子シーケンサーは行っており、大量のデータを解析している途中である。
|