研究課題/領域番号 |
22K09795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
石龍 鉄樹 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00216540)
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研究分担者 |
菅野 幸紀 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40644828)
板垣 可奈子 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (80644830)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / パキコロイド / サイトカイン / 中心性漿液性脈絡網膜症 / 3次元画像解析 / 脈絡膜形状解析 / 補体 / 光干渉断層計 |
研究開始時の研究の概要 |
加齢黄斑変性では通常脈絡膜は菲薄化するが、脈絡膜が肥厚と脈絡膜血管拡張を特徴とする例が存在する(Pachychoroid)が、その発症機序は不明である。今回の研究では光干渉断層系画像から脈絡膜血管3次元モデルを作成し、形態的特徴を数量化し、眼内サイトカインと比較し、発症のメカニズムを明らかにする。
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研究実績の概要 |
研究は、アジア人に多いパキコロイド疾患の発症メカニズムの解明を目的として計画した。パキコロイド疾患のひとつである、中心性漿液性脈絡網膜症の血管造影所見を3次元表示した脈絡膜と対比検討できるモデルを作成した。 このモデルを用いて30癌の蛍光眼底造影、OCTおよびOCT血管撮影を検討した。蛍光造影の充盈遅延領域に、蛍光造影では描出されない脈絡膜拡張血管が存在することを発見した。この血管には血流のうっ滞があり、造影が遅延する可能性が考えられた。この部位は、蛍光造影後期では透過性亢進を示した。また充盈遅延部では脈絡膜外層に毛様動脈からの穿通血管が9割と効率に認められた。中心性漿液性脈絡網膜症では、色素上皮障害、漿液性猛雨膜剥離の原因となっていると考えられた。現在投稿準備中である。 サイトカインに関しては、パキコロイドに多いType 1 脈絡膜新生血管の症例の前房水を検討し、Htra1が増加しているが、補体との関連性が低いことを明らかにし、現在投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計測系、観察系が確立し、今後症例の蓄積、検査対象の拡張を予定しているだんかいであるため。
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今後の研究の推進方策 |
3次元画像の解析手法を確立し、中心性漿液性脈絡網膜症で、脈絡膜血管構造解析を行っている。今後は、パキコロイド疾患であるポリープ状脈絡膜血管症などへ応用を考えている。 サイトカインに関しては、Ang-2などこれまで検討していなかったサイトカインの検討を予定している。
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