• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ナノ粒子点眼による糖尿病網膜症に対する新規低侵襲治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K09822
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関旭川医科大学 (2023)
日本大学 (2022)

研究代表者

長岡 泰司  旭川医科大学, 医学部, 教授 (00333691)

研究分担者 長井 紀章  近畿大学, 薬学部, 教授 (90411579)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード糖尿病網膜症 / 網膜血流 / 網膜神経血管連関 / ナノ粒子点眼 / ドラッグデリバリー / 神経血管連関 / 網膜グリア機能
研究開始時の研究の概要

網膜微小循環障害を治療標的として新しい糖尿病網膜症(DR)治療法の開発を目指す。網膜循環改善効果を確認しているフィブラート製剤を、全身への影響を最小限にした新しい網膜へのドラッグデリバリーシステムであるナノ粒子点眼として眼局所に投与し、2型糖尿病モデルマウスにおける低侵襲眼局所治療のDR予防の有効性を検証したい。さらに前臨床試験として、よりヒトに近い大型動物であり網膜症様血管病変を呈する糖尿病ブタを用いて、ナノ粒子点眼の有用性を網膜血流および血管構築に着目して評価し、臨床試験に繋げたいと考えている。

研究実績の概要

1) 糖尿病マウスでの検討を行っており、データも得られている。フェノフィブラートナノ点眼に加え、より強力なPPA-α活性化作用を有するペマフィブラートの作用に着目しており、フェノフィブラートナノ点眼と同様の有効性と濃度依存性を確認している。
2) ナノ粒子点眼の眼球内薬物動態移行についても検討を行っており、ナノ粒子化されたフェノフィブラート、ペマフィブラートが角膜を透過して前房内に高濃度に移行し、強膜ぶどう膜経路を通って後眼部に移行することも確認している。
3) 糖尿病ブタへの点眼実験の前段階として、無治療の糖尿病ブタではフリッカー刺激による網膜血流増加反応が減弱していることを報告した(JJO, in press)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り糖尿病マウスでの検討が行えている。前臨床試験として糖尿病ブタを用いた実験も試行できている。

今後の研究の推進方策

糖尿病マウス実験において、フェノフィブラートおよびペマフィブラートナノ粒子点眼の最適条件を再検討する。
前臨床試験としての糖尿病ブタへの投与実験を進めていく予定である。
さらに臨床研究に結びつけるためにナノ粒子点眼を大量に作成できる技術を有するパートナー企業を選定する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] A pilot study of diabetic retinopathy in a porcine model of maturity onset diabetes of the young type 3 (MODY3)2023

    • 著者名/発表者名
      Takase K, Yokota H, Ohno A, Watanabe M, Kushiyama A, Kushiyama S, Yamagami S, Nagaoka T
    • 雑誌名

      Exp Eye Res.

      巻: 227 ページ: 109379-109379

    • DOI

      10.1016/j.exer.2022.109379

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi