研究課題/領域番号 |
22K09837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
岡田 由香 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50264891)
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研究分担者 |
橋本 真一 和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (00313099)
雑賀 司珠也 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40254544)
市川 佳奈 和歌山県立医科大学, 医学部, 特別研究員 (50895646)
宮嶋 正康 和歌山県立医科大学, 医学部, 特別研究員 (80137257)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 神経麻痺性角膜症 / 角膜創傷治癒 / レチノイン酸代謝酵素 |
研究開始時の研究の概要 |
レチノイン酸はビタミンAの生理活性体であり、角膜の維持に影響を及ぼすことが知られいる。その代謝酵素であるCYP26A1の発現減少はレチノイン酸の過剰発現に繋がる。この成果と他施設での研究成果を合わせて、神経終末TRPチャネルシグナルを介したCYP26A1がここ現象に関与している可能性が高いと考えた。レチノイン酸は角膜の恒常性維持に影響を及ぼしているとの報告もあることから、神経麻痺性角膜症でも有効な治療薬になりうると考える。神経麻痺性角膜症で有効な治療薬になりうると考える。
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研究実績の概要 |
神経麻痺性角膜症は三叉神経の障害に伴って角膜上皮の創傷治癒遅延や難治性上皮欠損、実質障害を発症する疾患である。レチノイン酸はビタ ミンAの生理活性体であり、角膜の維持に影響を及ぼすことが知られいる。その代謝酵素であるCYP26A1の発現減少はレチノイン酸の過剰発現に 繋がる。CYP26A1が神経麻痺性角膜症で有効な治療薬になりうると考える。レチノイン酸はビタミンAの生理活性体であり、角膜の維持に影響を及ぼすことが知られいる。その代謝酵素であるCYP26A1の発現減少はレチノ イン酸の過剰発現に繋がる。この成果と他施設での研究成果を合わせて、神経終末TRPチャネルシグナルを介したCYP26A1がここ現象に関与して いる可能性が高いと考えた。レチノイン酸は角膜の恒常性維持に影響を及ぼしているとの報告もあることから、神経麻痺性角膜症でも有効な治 療薬になりうると考える。 (1)角膜におけるレチノイン酸、CYP26A1の分布(2)マウス角膜 上皮シングルセル解析によるCYP26A1の細胞間分布の比較(3)神経あるいは角膜上皮特異的CYP26A1欠損マウスの上皮創傷治癒、角膜三叉神経 分布の解析(4)マウス神経麻痺性角膜症モデルでの障害三叉神経でのCYP26A1過剰発現での効果(5) CYP26A1が神経麻痺性角膜症モデルに対 して治療効果を発揮するかを検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
動物室が改修工事であったため、研究に十分なマウスを飼育することが困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
マウス角膜におけるレチノイン酸とCYP26A1の分布 野生型マウス(WT,C57Bl/6J)、TRPV4遺伝子欠失マウス(TRPV4 KO)およびマウ スの頭蓋内三叉神経第一枝を定位脳手術手技によりバイポーラー電極を用いて凝固することで作成した神経麻痺性角膜症モデルマウス(ND)の 角膜におけるレチノイン酸およびCYP26A1の角膜での分布を免疫染色で確認した。 マウス角膜にはCYP26A1が分布していることを確認した、
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