研究課題/領域番号 |
22K09841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
増田 洋一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30318000)
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研究分担者 |
竹村 浩昌 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 教授 (50631313)
寺尾 将彦 山口大学, 時間学研究所, 講師 (50772357)
天野 薫 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (70509976)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脳可塑性 / 網膜変性 / 視覚野 / 脳安定性 / 課題依存性反応 / フィードバック反応 / 視覚再生医療 / 脳視覚野 / 網膜視細胞障害 / functional MRI / 脳視覚野可塑性・安定性 / 機能的磁気共鳴画像 / 網膜ジストロフィ |
研究開始時の研究の概要 |
網膜変性患者を中心とした視覚障害者の脳機能と脳構築の解明のために研究を行います。その理由は、網膜変性部から視覚入力を失った視覚中枢における神経が、視覚再建医療を行ったのちに”視る”機能に直結するため、本研究による神経回路評価が治療前後に必要となるためです。網膜再建医療研究と比較して地味な印象をもたれますが、再生医療分野に重要な知見をもたらしてくれると信じています。
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研究実績の概要 |
網膜ジストロフィ患者における第一次視覚野(V1)の網膜変性部脳投射領域(LPZ)における刺激モダリティに依存しない課題依存性反応が、ボタンを押す課題に関 連するのか、もしくは課題の難易度により変化するのか、閉瞼もしくは開瞼で変化するか検討した。ボタンを押さない課題でV1-LPZに反応を認め、タスクの難易 度で反応強度の変化を認めた。また、同じ課題でも閉瞼もしくは開瞼でLPZ反応は変化した。 また、早期盲における触覚刺激や聴覚刺激によるV1を中心とした視覚野機能を計測し、現在解析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウィルスパンデミックの影響でMRI撮像に制限があり、データ取得に遅れを生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
データ取得を進め、視覚入力を失った脳視覚野回路構築に関し考察し、視覚再生医療への提言を行いたい。
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