研究課題/領域番号 |
22K09864
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
須永 中 自治医科大学, 医学部, 講師 (00406117)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 脂肪幹細胞 / 脂肪由来幹細胞 / 系譜追跡 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、移植された脂肪由来幹細胞の生体内における挙動を遺伝子改変マウスを用いて詳細に解析することにより、脂肪由来幹細胞を用いた新規再生治療を開発するこ とである。具体的には、マウスの皮膚潰瘍・骨欠損・腱損傷モデルに対して脂肪由来幹細胞シートを移植し、移植後の生体内における局在・形質変化を系譜追跡という手法を用いて詳細に追跡・解析することにより、移植治療の開発・評価・最適化を行う。
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研究実績の概要 |
Prx1発現細胞特異的にCre recombinaseを発現するPrx1Creマウスと、Cre recombinaseを発現した細胞において赤色蛍光色素Ai14を発現するRosa26-LSL- tdTomatoマウス(Ai14マウス)、I型コラーゲン発現細胞がEGFPを発現するCol1/EGFPマウスを交配することにより、Prx1発現細胞に由来する細胞がtdTomatoを恒久 的に発現し、なおかつI型コラーゲン発現細胞がEGFPを発現するPrx1Cre;Ai14;Col1/EGFPマウス(PAGマウス)を作製した。PAGマウスの鼠径脂肪より脂肪由来幹細 胞(tdTomato陽性ADSCs)を抽出・培養し、温度反応性ディッシュを用いて脂肪由来幹細胞シート(tdT-ADSCシート)を作製した。続いて、マウスの腱損傷モデルの確立を試みた。試行錯誤の後、ルーペ下に11番メスでアキレス腱の3分の1の幅で横切開を入れる方法だと、経過観察中に腱断裂を起こす可能性が低いことがわかった。この方法で1,2,4週間後に組織を観察したところ、4週で1型コラーゲンによる腱の再生を確認することができた。確立した腱損傷モデルに対してtdT-ADSCシートを移植した。移植後の組織を移植 1,4週間後に蛍光免疫染色にて観察したところ、1週後の組織にはtdTomato陽性GFP陽性の細胞を認め、移植したtdTomato陽性ADSCsが腱の創傷治癒過程におけるコラーゲン生成に寄与していることが示された。しかし、4週後の組織ではtdTomato陽性GFP陽性の細胞は減少しており、移植細胞は腱線維芽細胞には分化していない可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍による研究活動制限のため、遺伝子改変マウスの繁殖を維持のみを目的とする匹数まで減らした後に、系統を復活させるのに難渋したため。また、12月に実験データを入れていたパソコンがクラッシュし、バックアップを取っていなかった半年以上のデータが消失したため。
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今後の研究の推進方策 |
皮膚欠損モデルと腱損傷モデルに絞って、研究を続ける。
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