研究課題/領域番号 |
22K09876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
新井 美波 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任講師 (70790260)
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研究分担者 |
窪田 吉孝 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (10375735)
三川 信之 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40595196)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 頭蓋顎顔面変形症 / WNTシグナル / HIVEP3 |
研究開始時の研究の概要 |
Human Immunodeficiency Virus Type I Enhancer-Binding Protein 3(HIVEP3)は、RUNX2を分解誘導することで成熟個体の骨形成を抑制し、骨粗鬆症の新たな治療として注目されているが、その分子機能の詳細は未解明である。 HIVEP3機能喪失型変異を有した遺伝子改変マウスを解析し、成熟個体の骨分化・骨代謝におけるHivep3の作用やHivep3の分子機能、頭蓋顎顔面変形症に対する関与を解明する。これにより骨粗鬆症や偽関節など骨形成不全が問題となる成人の疾患において、新たな治療法開発の糸口となることが期待される。
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研究実績の概要 |
Human Immunodeficiency Virus Type I Enhancer-Binding Protein 3(HIVEP3)は、生体内においてWNT-βカテニンシグナルを抑制することで成熟個体の骨形成を抑制し、骨粗鬆症の新たな治療として注目されているが、その分子機能の詳細は未解明である。 HIVEP3機能喪失型変異を有した遺伝子改変マウスを解析し、成熟個体の骨分化・骨代謝におけるHivep3の作用やHivep3の分子機能、頭蓋顎顔面変形症に対する関与を解明することが本研究の目的である。 初年度、変異マウスと野生型マウスの大腿骨をマイクロCTで解析し、表現型を比較した。また、大腿骨より抽出培養した骨芽細胞に骨分化誘導を行い骨分化能を解析した。更に培養骨芽細胞よりRNAを抽出、遺伝子発現解析を行い、骨関連遺伝子発現を比較した。本年度はRNAseqによるパスウェイ解析を行い、HIVEP3の骨形成抑制機序の詳細を解明した。またTOP-Flashルシフェラーゼアッセイによりβカテニン活性を評価した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
マウス骨髄からの細胞分離とその増殖、解析が想定より順調に行えたため。
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今後の研究の推進方策 |
これまで殆どわかっていない、HIVEP3の骨芽細胞における作用機序を最新解析技術を駆使して明らかにする。
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