研究課題/領域番号 |
22K09894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
松井 千裕 順天堂大学, 医学部, 非常勤助手 (80815019)
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研究分担者 |
小出 寛 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (70260536)
水野 博司 順天堂大学, 医学部, 教授 (80343606)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 化学療法誘因性末梢神経障害 / 脂肪組織由来幹細胞 / 神経細胞 / 抗がん剤 / 末梢神経障害 / 化学療法 / 再生医療 |
研究開始時の研究の概要 |
抗癌化学療法は四肢末端のしびれ等の末梢神経障害「抗癌化学療法誘因性神経障害(CIPN)」を高確率に誘発する。 これは対症療法以外に有効な予防法や治療法はない。 一方、近年「脂肪組織由来幹細胞(ADSCs)」と分泌液性因子には神経再生能力の効果があることが示されている。 そこで本研究ではADSCsを用いて抗癌剤によるダメージの再生を最大限に引き出せる条件を模索し、 CIPN における症状の回復および障害された末梢神経再生のための最適で有効な幹細胞補充療法を解明する。
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研究実績の概要 |
これまでにマウスの神経細胞を購入し、培養を行った上で、化学療法誘因性末梢神経障害を発症させる著明な抗がん剤のうち、パクリタキセル、ドセタキセル、シスプラチンを反応させて、化学療法誘因性末梢神経障害のin vitro modelとした。 モデル論文を参考に調整を行ったが、適切な濃度の抗がん剤投与プロトコルを作成するのに時間がかかった。結果的にコントロールが難しい薬剤を省いて、現在パクリタキセルでの実験を行っている。
抗がん剤でダメージを与えた神経細胞に対し、脂肪組織由来幹細胞培養上清を添加して、その回復を現在確認しており、b-FGF添加を行った脂肪組織由来幹細胞培養上清に関しても反応を確認している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
抗がん剤を用いて、神経細胞が死なない程度にダメージを与える状態を作る、という化学療法誘因性末梢神経障害モデルの条件を達成するのに非常に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
脂肪組織由来幹細胞の培養上清も十分に準備できており、ようやく化学療法誘因性末梢神経障害モデルも安定して作成できるようになってきたため、今後実験を重ねていく予定である。
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