研究課題/領域番号 |
22K09909
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
|
研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
進 正史 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (70549261)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | エナメル芽細胞 / 歯の形成 / イメージング / 歯の発生 / 歯 / 器官形成 / 歯学 / 発生 / エナメル質 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は歯のエナメル質形成機構を解明する目的で、エナメル芽細胞を特異的に蛍光タンパクで標識したマウスを作出した。このマウスのライブイメージングによりエナメル芽細胞のダイナミックな細胞動態や機能解析を行なっている。また、この蛍光を指標にエナメル芽細胞への分化を誘導する因子や培養法の確立を目指す。以上の研究により、歯の形成メカニズムの解明と歯再生に向けた技術開発に取り組む。
|
研究実績の概要 |
歯のエナメル質を形成するエナメル芽細胞を生きたまま解析するとともに、その分子レベルの解析を行う目的で、マウスにおいて特定の細胞を蛍光標識する方法により研究を進めた。今年度はエナメル芽細胞を標識し、かつ間葉系細胞と上皮系細胞を標識するマウスを作出しその発現パターンを確認した。 まず、作製した遺伝子改変マウスにおいて全身で間葉系細胞と上皮系細胞が各々蛍光標識できていることを確認した。次に、凍結切片を作製し、エナメル芽細胞、周囲の間葉系細胞と上皮系細胞を異なる蛍光標識により区別できていることを確認した。このマウスの胎生14.5日の口腔上皮と周囲の間葉系細胞を単離し、コラーゲンゲル中で培養した。現在はこの歯胚器官培養モデルを蛍光顕微鏡で観察することに取り組んでいる。この方法により歯の形成過程をライブイメージング観察できるようになることが予想され、今後、特にエナメル芽細胞の成熟過程を明らかにしていきたい。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
動物モデルを予定通りに作出でき、その解析を進めることができたのでおおむね順調と考えている。
|
今後の研究の推進方策 |
新たに作出した動物モデルを用いて、タイムラプスイメージング技術や器官培養法により、歯の形成過程の解明を進める。
|