研究課題/領域番号 |
22K10054
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高阪 貴之 大阪大学, 大学院歯学研究科, 助教 (40755360)
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研究分担者 |
小久保 喜弘 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 特任部長 (20393217)
小野 高裕 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (30204241)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歯学 / 循環器・高血圧 / 衛生 / 老化 |
研究開始時の研究の概要 |
動脈硬化性疾患は,現在も我が国の死因の上位を占めており,その予防は国民医療の重要な課題である.近年,動脈硬化性疾患のリスク因子に着目した研究が多く行われる中,動脈硬化性疾患と口腔健康との関連が注目されている.我々はこれまで,咀嚼機能に着目し,都市部一般住民のランダムサンプルを対象とした横断研究により,咀嚼機能と動脈硬化性疾患との関連について明らかにしてきた.本研究では,同サンプルを10年間追跡し,約2,000名を対象とする大規模な前向きコホート研究を計画し,咀嚼機能の低下が将来的な動脈硬化性疾患発症に及ぼす影響を,縦断解析によって明らかにすることを目的とする.
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研究実績の概要 |
本研究は、国立循環器病研究センター健診部による循環器コホート調査である「吹田研究」を母体として進めている。これまで収集した歯科健診データの合計は、ベースラインデータが2339名、フォローアップデータが1473名となる。これらのデータを用い、咀嚼能力に関連する因子や、口腔健康と動脈硬化系疾患との関連について解析を進めている。 これまで、咀嚼能力、歯周病が頸動脈肥厚およびメタボリックシンドローム、動脈硬化性疾患の発症に及ぼす影響について、横断解析、縦断解析を実施し明らかにしてきた。 令和5年度では、吹田研究の歯科健診を受診した494名の男性を対象に、喫煙習慣と咀嚼能力との関連について4年間の追跡調査により検討した。その結果、喫煙習慣を有する者の方が、有しない者と比較して、4年間における咀嚼能力の低下率が高いことが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまで蓄積したデータを解析することで、おおむね順調に研究成果が得られている。
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今後の研究の推進方策 |
現在所有しているデータを用いて、咀嚼能力に関連する因子の探索、口腔健康と動脈硬化性疾患との関連について引き続き解析を続ける。
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